映画『男はつらいよ』第48~49作〈あらすじ〉

大人気
『男はつらいよ』
シリーズの最新作は

2019年12月27日に公開された

『男はつらいよ おかえり寅さん』
第50作

です。

前作公開より22年ぶりとのことです。

前作は
1997年に公開の第49作目
『寅次郎ハイビスカスの花・特別編』
です。

この作品は、
第25作 1980年公開
『寅次郎ハイビスカスの花』
を編集した作品です。

 

『寅次郎ハイビスカスの花・特別編』第49作・あらすじ

マドンナの浅丘ルリ子さんは
当時40歳のハズですが
映像では20代に見えるほど
若々しいです。

抜群のスタイルで華やかな雰囲気は
画面でひときわ映えます。

冒頭は冴えないサラリーマン役の
満男(吉岡秀隆)が
駅のベンチでたたずんでいると
向こう側のホームに寅さんの姿が!
見えたと思ったら、幻だった。

という設定です。
これはCG合成で
過去の寅さんの映像を合成した
のだそうです。

それは満男の回想で始まります。

その寅さんが
浅丘ルリ子扮する“松岡リリー”と
すったもんだする話です。

********************************

ある日、松岡リリーが
沖縄で倒れて入院しているという
手紙が寅さんのもとにきた。

飛行機が苦手な寅さんが
なんとかしてようやく沖縄に到着。

しばらくリリーの面倒をみてあげる。

リリーが退院後も
借りた家で一緒に沖縄で暮らす。

ところが、寅さんは
水族館の女子スタッフと仲良くなり
一緒に帰ってくるところを
リリーは見てしまう。

問い詰めると、ごまかす寅さん。
いい気分がしないリリー。

その晩、リリーは
また働きたいという。
反対する寅さん。

「一緒になってくれるなら
(働かなくても)いいけど」
と逆プロポーズしたような
リリーの言葉に

「そんな柄でもないでしょ、お互い」
とはぐらかす寅さん。

そこで大げんかになり
リリーは寅さんをひとり残して
沖縄を発ってしまう。

そのあと、寅さんは
三日三晩飲み食いせずに
ふらふらになって柴又へ戻った。

突然戻った“とらや”で
ひともんちゃくあって
なんとか日常生活を取り戻していた矢先
リリーが“とらや”にやってきて
仲直りする。

この回想シーンの満男は小学生でした。

第48作目以降は?

山田監督は全50作完結を
構想していたそうです。

それが
第49作『寅次郎花へんろ』準備中に
渥美さんが死去。

そのため
1995年(平成7年)に公開された
第48作
『男はつらいよ 寅次郎紅の花』
をもって終了になっていました。

ところが
全国のファンより熱い要望があり
第49作
『寅次郎ハイビスカスの花・特別編』
を1997年に公開。

内容を見てみますと、
今度の50作は
48作の続きと思われます。

では48作はどんなお話だったのか
といいますと

『男はつらいよ 寅次郎紅の花』第48作・あらすじ

茶の間でおいちゃんとおばちゃんが
「震災ドキュメンタリ」
のテレビを見ていると、
寅さんがちょいちょいと
テレビに映り込んでいるのが見えて、
寅さんが神戸にいたと知る。

満男の会社へ泉がやってきて
「話がある」という。

その晩、満男の家では
泉を御馳走でもてなす。

泉は満男に
「見合いをして医者の卵と
結婚することになった」
と打ち明ける。

満男はショックを受ける。

泉の結婚相手は岡山県津市出身だったため
泉は岡山で挙式をすることになった。

その土地の古くからのしきたりで
「花嫁を乗せた車は
絶対にバックしてはいけない」
という。

式場へ向かう泉を乗せた車が
狭い道路に入ったとき
前から対向車が見えた。

しきたりどおりに
「こちらの車には花嫁さんがいるので」
といって対向車に
バックするようお願いしたが
対向車の運転手は
まるでいうことを聞かない。

それどころか前進してきて
泉が乗っている車に鼻先をぶつけ
バックさせてしまう。

怒った人たちは
運転手を車から引きずり下ろした。
それは満男だった。
泉の結婚式はその日はとりやめになった。

その後満男は
奄美大島行きの船に乗っていた。
あまりにも暗い顔をしていたため、
まわりは
「自殺をするんじゃないか」
と心配していた。

船から降りた満男は案の定
自殺の名所の岬に向かった。

それを船に同乗していたときから
ずっと気にかけていたリリーが止めに入る。
そしてカレーを御馳走し
「今夜うちに泊まりなさい」
とうちへ連れて帰る。

そこには
1ヶ月前ほどから居候していたという
寅さんがいた。

驚いた満男は喜び
リリーの家に世話になりながら
帰りの飛行機代をためるために
アルバイトを始めた。

そこに泉がわざわざやってきた。
そして満男に
「なぜ結婚式をぶちこわすことをしたの?」
と責め立てた。

満男は泉に
「愛しているから」
と告白をした。

その言葉を聞きたかった泉だった。
そして二人は再び仲直りした。

一方寅さんはリリーを連れて柴又へ帰った。

二人がどういう関係なのかいぶかる回りに
ハッキリとしたことは言わなかった。

リリーは数日すごした後
奄美大島へ帰るという。

寅さんは「送っていく」といって
そのまま一緒に奄美大島へ旅立った。

その後リリーと口げんかしてしまった
寅さんはまた神戸の街にきていた。

第48作
『男はつらいよ 寅次郎紅の花』
1995年(平成7年)公開

〈キャスト〉
寅さん (渥美清)
さくら (賠償知恵子)
博 (前田吟)
おいちゃん (下條正巳)
おばちゃん (三崎千恵子)
満男 (吉岡秀隆)
タコ社長 (太宰久雄)
源公 (佐藤蛾次郎)
泉 (後藤久美子)
泉の母 (夏木マリ)
リリー (浅丘ルリ子)

映画『男はつらいよ』第50作・寅さんは葛飾の誇り

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