映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』超強力磁石のカーアクション!

若い頃のシュワルツェネッガーに似ている、顔も体つきもゴツいジョン・シナがドム(ヴィン・ディーゼル)の弟・ジェイコブ役として初登場。マット・デイモンに似ているとも言われているそうですが、「なんか見たことある」と思わせるルックスです。

ジョン・シナは元プロレスラーで、アメリカンフットボール、野球、バスケットボールもこなしてきたスポーツ万能。44歳とは思えない若々しさです。

新メンバーの加入は映画に新たな風を吹き込みます。
しかもドムの弟で、仲は険悪。しかも強力なライバル。

映画は最初から兄弟の仲の悪さが前面に出ていますが、なぜ悪くなったのか、解き明かされていきます。レーサーで事故死した父との関係が原因のようです。

ドムとジェイコブの少年時代も織り交ぜられて、スト-リーが展開していきます。

今回もアクションはド派手で、たくさんの車が破壊されていきます。どうやって撮影しているのか、いつも気になります。

史上最大の車体がひっくり返るシーンは圧巻です!

高さ4m重さ26トン、製造期間4ヶ月の装甲車、アルマジロです。

今回は車に取り付けられた超強力磁石が武器になっています。
現実にはありえないですが、その超強力磁石で、いろんなものをくっつけたり離したり活用するところも見どころです。

死んでいたと思われていたハン・ルー(サン・カン)が登場し仲間たちは再会を喜びます。そのハンが養父になって育てていた少女が、今回の装置のカギになっていました。暗号や物ではなく人間がキーになっていたのです。しかし、その少女の役目がイマイチよくわからなかったです。「おおっ!」と思わせるところがなく、あっけなく話が進んでいきました。

その重要な装置というのも、見た感じあまり重要性を感じさせるものでもなく、ストーリーを展開させるために、とりあえず登場させた物というふうに見えました。

新たな敵のモデル風の女性も最後は「私がふっとばしてやるわ!」と自ら攻撃に出ますが、あっけなく敗れてしまった感があります。

宇宙のシーンも、超危険で重要な任務ですが、このシーンはホンワカした気分になりました。絶対にありえないですが、コミカルでおもしろかったですねー。

複数のパトカーが絡め取られて浮き上がって身動きできなくなるところも、おもしろかったです。

きっと高級車でしょうね、変わった車も登場します。車に詳しくない私でも気になりました。

ストーリーはつっこみどころが多々ありますが、細かいところは気にせずにド派手なアクションを楽しみたい人は、今までこのシリーズを見たことがない人でも楽しめると思います!

私も前作を何編か観ているのですが、すっかり忘れてしまっていました。それでも問題なく楽しめました!

映画
『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』
公開2021年8月7日