山崎育三郎主演『モーツァルト!』(2018)初日舞台挨拶
久しぶりのミュージカル「モーツァルト!」
どのくらい久々なのか調べてみたら、どうやら8年ぶりでした。
開演前の舞台装置も今までと違うような~?舞台が始まってみると、舞台演出もいろいろと変わっている。聞いたことのない曲も。新曲かしら?!
目次
舞台挨拶
舞台初日なので、挨拶があるかと思っていましたら、山崎育三郎さんが挨拶をしてくれました。
「2002年に始まったモーツアルトが16年たって、新生モーツアルトに生まれ変わりました!」
といった内容でした。
全面的にリニューアルした舞台だったのですね。なるほど~。
小池修一郎氏も
続いて演出の小池修一郎氏も挨拶。
「2002年から出演しているのは、市村正親さん、阿知波悟美さん、山口祐一郎さん」
とのことです。
リーヴァイ氏も
そして作曲者のシルヴェスター・リーヴァイ氏もオーストリアからいらっしゃったみたいで
「みんな、サイコー!」
という部分だけ日本語で叫んでいました。
あとは通訳をとおして。
山崎育三郎さん
山崎育三郎さんは、動き回っているのに、歌もウマイってすごいです。
しかし声を酷使する歌い方をしているところもあって「大丈夫かな~」と心配になりました。
出待ちロード
出待ちロードがすごいことになっているんですよね。
何回か見たことありますが、ひとりひとりに声をかけてくれていて、プレゼントも渡せるようです。
ハードな舞台が終わってから、時間をかけて出待ちも対応してくれて、ファンは嬉しいですね☆
コンスタンツェ
ヴォルフガングの妻役・コンスタンツェの
「ダンスはやめられない」
という難しい楽曲があります。
歌が難しいうえに舞台をたったひとりで動き回って激しい感情を演じるという演出です。
歌に集中しようとするとあまり動けなくなるかと思いますが、逆に動きを激しくすると歌がおろそかになりがちです。
歴代のコンスタンツェ役の方は苦労したと思われます。
私は松たか子さんが飛び抜けて良かったと思っていました。
しかし今回の平野綾さんも期待通り素晴らしかったです。
モーツアルトの姉
ヴォルフガングの姉役・ナンネールは長年、高橋由美子さんでした。
意外といったら失礼ですが、とても上手なのです。
もったいないなー、もうやらないのかな~と思っています。
和音美桜さんは声が美しくとても癒やされますね。
残念なところ
この舞台で、毎回残念に思うのは、シカネーダーが大勢と歌うところ。
何を言っているのか、聞こえません。
きっとおもしろいことを言っているんでしょうけど、シカネーダーの歌声が埋もれてしまって、ちゃんと聞こえたためしがありません。どうにかならないんでしょうかね~。
ここがうまく出来たら満足度があがる気がします。
コロレド大司教
コロレド大司教のトイレのシーンはなくなっていました。
やはり山口祐一郎さんが出てくると雰囲気が変わります。
堂々としたたたずまい、張りのある歌声、迫力ある声量。
ヴォルフガングとコロレド司教のデュオはおそらく新曲かと。
「エリザベート」のトートとルドルフとの「闇が広がる」を彷彿とさせるようでした。
感想
初日ですが、何度も再演している演目ですし、希望通りの歌うまキャストだったので、思っていたとおりに3時間たっぷりと浸ることができ幸せな時間をすごすことができました♪
ミュージカル
『モーツアルト!』
2018年
帝国劇場山崎育三郎:モーツァルト
市村正親:父
和音美桜:ナンネール(姉)
平野 綾:コンスタンツェ(妻)
阿知波悟美:コンスタンツェの母
涼風真世:ヴァルトシュテッテン男爵夫人
山口祐一郎:コロレド大司教
武岡淳一:コロレドの部下
遠山裕介:シカネーダー
鑑賞日:2018/5/26(舞台初日)