映画『カイジ ファイナルゲーム』期待を裏切らないおもしろさ!
第1作目が大ヒットしたあとの2作目は、「やっぱり1作目が良かった」と思われてしまう作品も多々ある中、『カイジ』の2作目は最初と違ったストーリーのおもしろさと演技達者な役者陣で大成功。
3作目はどんなストーリーでくるのか楽しみにしていました!
目次
あらすじ
東京オリンピックが終わり、日本の景気が急速に悪化。
カイジは派遣の作業員として働いていた。
しかしクタクタに一日中働いても日当の7割は会社に搾取され、手取りは数千円だった。
物価が上昇し、カイジの大好物のビール1缶は1000円。
我慢できずにビールを購入し至福のひとときを味わっていたところ、声をかけられた。
見ると、地下帝国のときの元班長だった。
元班長はカイジに食事をおごってくれた。
タダでおごってくれるわけはないだろうと、ワケを聞くと
「あるゲームに参加してほしい」
という。
賞金は半々という条件。
そのゲームの名は
『バベルの塔』。
カイジの運だめしと頭脳戦が始まります。
ストーリー
期待以上のおもしろさで最初から最後までひきつけられます!
バベルの塔
最後の審判
ドルームジャンプ
ゴールドジャンケン
の4つの考え練られたゲームをクリアしていく様、ギリギリで大逆転するストーリー展開はハラハラしながらも、スカッとする爽快さを与えてくれます。
よく考えつくものだと思います。
種明かしのタイミングもGoodです!
キャスト
藤原竜也さんの舞台仕込みの演技あってこその“カイジ”だと改めて思いました。
同じく舞台出身の吉田鋼太郎さんのおおげさな演技も光ります!
腹の底から吐き出す発声法は訓練なくしては出来ない、見事な演技でした。
今回登場の福士蒼汰さんは新境地でしょうか。
どちらかといえばクールでスマート、声を荒げることは決してなく、静かにほほえむといった感じ。
この今までのイメージの殻を破った迫力満点の全身演技は見たことがなかったです。良かったです。
今回も原作者さんが出演なさっていたように見えましたがどうでしょう。
音楽
やはり『カイジ』の劇伴はいいですね!
うまい役者たちの演技もおもしろいストーリーも良い映画音楽があってこそ盛り上がります。
ちょっと聞けばすぐに“カイジだ!“とわかるテーマ音楽と各シーンで流れる曲と音。
映画を何倍にも魅力的にさせてくれています。