映画『ペンギン・ハイウェイ』奇想天外な現代のファンタジー☆
これは好みということになるでしょうけれど、予告を観て、まったく惹かれなかったので、「観る候補」からこの時点でハズしていました。
しかし雑誌のコラムで “新海誠氏の映像表現と肩を並べ、宮崎駿氏の後継者は間違いない”との絶賛記事を目にしたので、「そんなにすごいのならば」と公開終了前日にギリ観てきました。
結果、行って良かった!コラムの人に感謝です!
ふだんあまりアニメを観ないものですから、他の作品と比べる知識がないのですが、「なんでもあり」の現代のファンタジーですね☆
ストーリーが奇想天外でおもしろい!
原作から映像に作り上げていくのは大変だったのではと思います。複雑すぎて、不思議な箇所がいくつもありますが、作品としてはうまく表現されていて、アリだと思います。うまく収束していると思います。
予告画像の切り取りは、映画の最も山場のシーン、観て欲しい画、しかし種明かしはしたくないといったところでしょうか。声(声優)の紹介、主題歌のメロディなど、短時間に詰め込むのは難しいかと思います。
もちろん最終的には好みになってしまうでしょうけれど、「アナと雪の女王」の劇場初の予告は衝撃的で、「絶対に観に行きたい!」と久々に思った予告でした。公開後、大ヒットした歌のサビを前面に押し出した予告で「歌がすごくいい!」「内容はどうであれ、歌を聴きに行きたい」と思ったほどでした。
「ペンギンハイウェイ」を観終わって改めて予告を観てみましたけれど、やっぱりもったいない予告だと思いました。本作は素晴らしいのに、宣伝や予告がイマイチ。だから公開終了間際になって本編を観た人の口コミでお客さんが増えているのでは~?
個人的には“海の中に入って歩いている映像”(家が浮いていたり、逆さになったり)が好きでした。