映画『ドクタードリトル』感想♪CGを駆使した現代のドリトル!

ロバート・ダウニーJr.が動物と話が出来る風変わりなドクター・ドリトルを演じ、多くのしゃべる動物も出演し、とっても楽しい映画になっています♪

原作は同名児童文学で何度も映画化されていますね!

 

原作者

ドリトル先生シリーズは

イギリス出身アメリカで活動したヒュー・ロフティングの代表作です。

ヒュー・ロフティング

1886年(明治19年)
イギリス生まれ
アメリカ移住の児童文学作家

ヒュー・ロフティングドリトル先生シリーズ1920年から33年にもわたって発表されています。

ちょうど今から100年前ですね

1920年 ドリトル先生アフリカゆき

1922年 ドリトル先生航海記

1923年 ドリトル先生の郵便局

1924年 ドリトル先生のサーカス

1925年 ドリトル先生の動物園

1926年 ドリトル先生のキャラバン

1927年 ドリトル先生と月からの使い

1928年 ドリトル先生月へゆく

1932年 ガブガブの本 : 『ドリトル先生』番外篇

1933年 ドリトル先生月から帰る

1936年 ドリトル先生のバースデー・ブック

1948年 ドリトル先生と秘密の湖

1950年 ドリトル先生と緑のカナリア

1953年 ドリトル先生の楽しい家

33年間もシリーズが続いたということは、当時よほど大人気だったのでしょうね。

『ドクター・ドリトル』映像化

最初に映画となったのは

1967年
『ドリトル先生不思議な旅』

です。

それから31年経って

1998年 ドクター・ドリトル

以降は続けて

2001年 ドクター・ドリトル2

2006年 ドクター・ドリトル3

2008年 ドクター・ドリトル4

2010年 ドクター・ドリトル ザ・ファイナル

 

そして

2020年の映画は2010年から10年経っています。

動物と話ができる
ドリトルというドクター

という設定で、まだまだお話を作れそうですよね。

CG技術の発達で映像制作の可能性が広がり、昔とは比べものにならないほど動物たちの表現も幅広くなりました。

 

エディ・マーフィの『ドクター・ドリトル』

エディ・マーフィドクタードリトルを演じた1998年公開の映画

『ドクター・ドリトル』

動物と会話が出来るドクターという設定と名前以外はオリジナルの設定となっています。

 

 

2020年の『ドクター・ドリトル』

シリーズを全作読んだわけではないのですが、今回の映画のストーリー展開も映画オリジナルと思われます。

よくよく考え抜かれてよく出来たお話になっています。

ドクタードリトルが動物と話が出来るとか、少年を助手とするとか、少年が傷ついたリスを持ち込むところなどは原作どおりですが。

またたくさんの動物のCGに合わせてセットを動かしたり、演技するのは大変だったろうと思いながら見ていました。

動物の動きも人間に見立てて、人間のような感情表現になっています。

陸に住む動物はもちろん、海の生物、虫やドラゴンまで登場するので、にぎやかで楽しいキャスティングになっています。

ファンタジーや動物が好きな大人なら楽しめると思います。

 

 

あらすじ

ドクタードリトルこと、ジョン・ドリトルは動物と話ができるという特技で多くの動物たちの治療をしてきました。それを認めた女王様が広大な土地とお屋敷を与えてくれました。

ドリトル先生には女性のパートナーのリリーがいました。二人は世界中を旅しながら動物の治療にあたり、やがて二人はファミリーとなります。が、あるときリリーが単独で出かけた旅先で不幸にも命を落としてしまいました。

それからというもの、悲しみの余り、ドリトル先生は屋敷に閉じこもりどこにも出かけなくなってしまいました。

 

 

一方、少年・スタビンズは猟師の家に生まれたため、狩りの訓練に連れ出されますが、獲物を逃がしたり、わざと鉄砲をはずしたりするので、親は困っていました。

その日も狩りの訓練をしていたスタビンズは獲物めがけて鉄砲を撃つようにいわれましたが、わざとはずしました。ところが偶然にもリスに玉があたってしまいケガをさせてしまいました。ナイフでとどめを刺すようにいわれますが、スタビンズはケガをしたリスを介抱して、ドリトル先生の屋敷を訪ねました。

するとそこには、女王のお使いでレディ・ローズもやってきていました。

ローズは「女王様が危篤だから診てほしい」とドリトル先生にお願いします。

しかし家に閉じこもり誰にも会いたくないドリトル先生は断ります。

するとローズは「この屋敷も土地も女王様が亡くなってしまうと返却しなくてはならなくなりますよ」と伝えます。

それを聞いたオウムのポリーが「これは大変!」と他の動物たちと協力してドリトル先生の身支度を整え、お城へ向かわせます。

お城へついたドリトル先生は、女王様が危篤なのは、毒草を口にしたからで一刻も早く解毒薬を飲まなければ命が危ないと見立てました。

解毒の薬草はお城にはなく、ある島へ行かなければ手にできない貴重なものだということで、ドリトル先生は動物たちとともに航海へ出かけます。

 

映画
『ドクター・ドリトル』
2020年6月19日公開

 

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