映画『約束のネバーランド』中途半端感が残念!続きはあるのか?!
漫画『約束のネバーランド』は実写映画化される前に「おもしろいよ」と聞いていたので頭の片隅にはありました。しかし忘れていて実写映画化されるとの一報を聞き思い出してすぐに漫画を読み始めました。
漫画を読んだ感想は
ノーベル文学賞受賞者カズオ・イシグロ氏の小説「私を離さないで」に似ている?!
ということと
「話が進まないなー。これで20巻まで行くのか」
と3巻目で既に飽きてしまい、あとは映画館で観ちゃえ。
と漫画を読むのをやめ、映画館で結末を観るのを楽しみにしていました。
が、映画は途中まででしたね。
なのでスッキリしない印象になりました。
その後結末が気になったので結局漫画を読んでみました。
この作品のおもしろいところはなんなのでしょうかね?
恵まれた孤児院で仲間と仲良く暮らす孤児達。やがて誰かの家族になるべく卒院していく。そして幸せに暮らしているであろうと思い込んでいたが、衝撃的な不幸な事実を知り、本当の幸せを目指して、敵と戦い、幸せをつかむ
という過程なのでしょうかね?
どんなおもしろい過程があるのか、漫画を全編読んだわけではないのでなんともいえませんが、実写映画として結論まで描いても良かったんじゃないかなと思ってしまいます。
目次
キャスト問題
漫画では小学生が主役でしたが、映画では年齢の設定を引き上げて、更に実年齢はもっと上の役者を採用しています。
中心となる3人の役者の年齢が20歳、18歳、14歳。
続編を作るには急がなくては難しそう。
そしてネット批評でとっても叩かれて痛々しい子役の問題。
私も役者さんの演技で感動するタイプで、下手な役者が出てくるとそれだけで作品が台無しになると思うほうですが、本作で問題になっている子役の演技は「こんなものではないか」と思っています。
子役に大人と同じ演技力を求めるのは酷だと思います。
この子役がネットの評判を知らないでいてほしい。大人が守って耳に入れないようにしてほしいと思うほどです。
熱演
そして多くの人が言っているように、私も北川景子さんの存在、演技がとっても良かった、適役だと思いました。
続編の演技をぜひ観たいです。
渡辺直美さんのクローネもアレンジしていますが、とっても存在感があって好演でしたね。
あらすじ
孤児院で多くの子ども達が暮らしていた。子ども達を世話しているのは「ママ」という呼ばれるイザベラ(北川景子)。
ママはとても優しく、子ども達は幼児から12歳まで年齢はさまざまだがきょうだいのように仲が良い。
里親がみつかった順番に卒院していく。
エマ、レイ、ノーマンは最年長だがまだ里親が見つからず院に残っていた。
ある日、コニーという女の子が里親が見つかり卒院していくことになった。みんなで激励して送り出した。ところがコニーはいつも大事に持っていたぬいぐるみを忘れて行ってしまった。
「いま駆けつけたらまだ間に合うかも」ということでエマとノーマンがそれを届けるために、いつもなら「近づいてはいけない」と禁止されている門まで駆けつけた。
しかしそこには誰もいなく、ホロがかかったトラックが一台。あたりを探すが見つからず、思わずホロを開けてみて驚く!中にはコニーの死体が。1本の赤い花が心臓につきささった状態で見つかった。
恐怖に襲われるふたりだったが、話し声がしたためにとっさにトラックの下に隠れた。すると何者かがやってきた。思わず見てしまったふたりは更に衝撃をうける。それは見たこともない怪物だったのだ。そして怪物たちが言っていたことも天地がひっくり返るような内容だった!
急いで院へ帰ったふたり。
自分たちが存在している本当に意味を知り、苦悩する。
そしてここにいては、やがて自分たちもコニーと同じ運命をたどるしかないと脱走する決意をする。
レイにも打ち明け、全員で逃げることに。
それには綿密な計画を立て、訓練をしなければ。
そういったエマたちの変化に気づいたイザベラは助っ人要員としてクローネ(渡辺直美)を呼ぶ。クローネはイザベラの言うとおりにしているだけで良かった。しかしクローネは野心を持っていた。この院のママの座を奪ってやるという。
そしていよいよ決行の日がきた。
キャスト
エマ:浜辺美波
レイ:城桧吏
ノーマン:板垣李光人
ナット:柴崎楓雅
クローネ:渡辺直美
イザベラ:北川景子
謎の男:松坂桃李
グランマ:三田佳子
スタッフ
監督:平川雄一朗
脚本:後藤法子
音楽:得田真裕
主題歌:ずっと真夜中でいいのに。
『正しくなれない』(UNIVERSAL MUSIC)
原作・原案など:白井カイウ
作画:出水ぽすか
映画
「約束のネバーランド」
2020年12月18日公開