ディズニーアニメ『ノートルダムの鐘』紹介&あらすじ

「レ・ミゼラブル」で有名なヴィクトル・ユーゴーの小説が原作のアニメです。

ノートルダムと名のつく教会、大聖堂はパリのほか、ベルギーやルクセンブルク、カナダなど世界各国にあります。

物語の“ノートルダム”とはフランス・パリにあるローマ・カトリック教会の“ノートルダム大聖堂”のことです。世界遺産に登録されています。建設は12世紀。歴史的建造物ですが、修復を繰り返しています。2019年には火事があって驚きましたね。

ヴィクトル・ユーゴーの原作の邦題は当初『ノートルダムのせむし男』でした。

主人公はせむし男でした。

 

せむしとは

背骨が極端に曲がって前屈みになっている人です。

“せむし”は差別用語とされ、使われなくなりましたので、この言葉を知らない若者も多いかもしれません。

余談ですが、いざり魚(うお)も差別用語のためカエル魚に変更されましたね。つい最近までいざり魚と使っていたので、驚いたものです。かわいい魚です。

それに最近はせむしの人を見かけなくなりましたね。私が小さい頃はおばあちゃんで結構見かけたので、将来背中が曲がらないようにしなければと、シャンとしたものです。

 

登場人物

カジモド(主人公):
ノートルダム大聖堂の鐘つき男

フロロー
カジモトの養育者
最高裁判事

エスメラルダ
ジプシーの美しい踊り子

フィーバス
護衛隊長

3人の石像
カジモドといるときは人間のように動き話す
カジモドの親友

司祭
ノートルダム大聖堂の司祭

 

 

あらすじ

15世紀のパリ。ジプシーを目の敵にしていた最高裁判事のフロローは、ある日ジプシー数名を見つけて捕らえようとしたが、逃げられてしまう。

そのうちの若い女を執拗に追いかけた。それは女が胸に何かを大事そうにかかえて逃げていたからだ。何か盗んだに違いない、許せんと思い込み、走る女を馬で追いかけ、ノートルダム大聖堂の前で女から胸に抱えたものを奪い取る。

女は階段に足をとられて、頭を打ち即死してしまった。そんなことはおかまいなしのフロロー。奪った包みを開けてみたところ、驚くほど醜い赤ん坊がくるまれていた。フロローは目の前の井戸に赤ん坊を投げ捨てようとした。

すんでのところで司祭がやってきて、その行動を諫めた。大聖堂の彫刻たちもいっせいににらんでいるように見えたフロローは司祭の言葉に従って、その赤ん坊を育てることにした。

赤ん坊はカジモドという名前で大聖堂の中で育てられた。フロローはときどきやってきて食べ物を与えたり、教育をしたりした。

「おまえは醜いから大聖堂の外へ出てはいけない」とキツく言いつけたため、カジモドは大聖堂から下を見下ろし、人々の様子を観察し、そっくりな人形や建物を作ってすごした。成長すると大聖堂の鐘つきを仕事にした。

大聖堂には多くの彫刻が飾られていたが、そのうちの3つの石像は、カジモドといるときだけ、まるで人間のように話し動き心が通い合った。フロローがやってくるとたちまち石像に戻ってしまう。

ある日、街では祭りが行なわれた。

「絶対に行ってはいけない」というフロローを教えに背いて、カジモドは大聖堂の下に降りて祭りに参加してしまった。

そこでジプシーの美しい踊り子エスメラルダに出会い、恋に落ちてしまう。

自分の教えを破って祭りに参加したカジモドにフロローは怒りを爆発させ、身動きできないようにした。

 

フロローは次々とジプシーを捕縛し、ジプシーの家には火をつけていった。

護衛隊長に就任したばかりのフィーバスは、あまりのむごいやり方に反発し、ジプシーを助けるようになる。

 

エスメラルダは魅力的な女性だった。氷のように非道なフロローもエスメラルダも魅せられてしまった。手品も使うエスメラルダは「魔女だ」と決めつけられ、処刑台へくくりつけられたが、フロローはエスメラルダに「自分の言うとおりにするならば助けてやってもいい」と言う。エスメラルダはツバを吐きかける。怒ったフロローは火あぶりを実行した。

それを大聖堂の上から見ていたカジモドはエスメラルダを助けに再び降りてきた。

 

 

『ノートルダムの鐘』が生まれるまで

アニメーション映画にしようと思いついた人は、雑誌の漫画を読んでディズニー社へ持ち込み、今は重役になっているそうです。

キャラクターは印象深いし舞台設定も申し分なく、視覚的にもドラマ的にも可能性を感じ、ディズニー社はこの作品に全力投球しました。

そして何千人もがかかわる作品になり、600人のアニメーターが携わりました。

 

特典映像

DVDの特典映像がおもしろいですね!
お得感満載です♪

・アニメーション制作過程
・CG映像制作過程
・CGアニメーション制作過程
・『ノートルダムの鐘』が生まれるまで
・初期アートワークと音楽
・群衆シーン CGデモンストレーション
など裏話に興味津々。

ゲームもありました。

 

各国語で

冒頭部分が各国語で聞けます。

英語
フランス語
韓国語
フィンランド語
ドイツ語
ブラジル系ポルトガル語
デンマーク語
カナダ系フランス語
カスティーリャ語
北京語
イタリア語
オランダ語
ノルウェー語
ヘブライ語
スウェーデン語
スペイン語

最後の最後に
各国の字幕が次々と映し出されます♪”>