山田洋次監督映画『家族はつらいよⅢ』笑いと拍手で盛り上がる♪
1作目は感動して泣いて、2作目は見逃し、3作目はどうしようか迷っていたところ、テレビで2作目を放映してくれていたので、それを観て「確かに面白いけど映画館に行くほどでもないかな~」と思いつつも、ネットで高評価の感想が目に付いたので行くことに。
劇場は思いのほか、混んでいて人気があるのを感じました。
主婦の仕事を理解できない夫→奥さんが家出→家族がてんてこまい→夫が謝りに行く→奥さんが戻ってハッピーエンド
というあらすじです。
奥さんが家出をするあたりは、
「いるいる、こういうオトコっているんだよね~」と。
でもまあ、へそくりをされていたことに腹を立てるのもわかる。
残された家族が家事をやる人がいなくて苦労するというのも予想がつく。
それで、結局迎えに行くんだー。
まあこれもそんなものかと。
しかし、あまりにもあっさり戻ったのが、解せない。もう少し詳しく描いてほしかった。
そして夫の仕事は大変で奥さんの仕事は楽なもんだとバカにしていた夫が迎えにいく心境になった過程が省略しすぎ。
奥さんがいなくて、家事に苦労するのが、祖父たちなので、夫がもっと苦労する場面もあってほしかったです。
しかし、些細なことは気にとめず、ワザとらしいくらいの作り手のツボにハマって笑い、最後はハッピーになった気分にひたる。
ちょっと油断したらストーリーがわからなくなるような複雑な映画、刺激的な映画とは真逆。
こういったわかりやすい映画を求めている人も多いから、人気があるんでしょうかね。
ところどころに笑いが起きていて、こういった空気感に包まれるのは映画館ならではです。
終了後は、拍手までしている人もいました。