映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』初心者でもわかりやすい
ゴジラシリーズをちゃんと観たのは初めてでした。
少し前に『シン・ゴジラ』をテレビで観ましたが、早送りしたり飛ばしたり、じっくりと腰を据えては観なかったのです。家で観るとこういうことになってしまうのが私のダメなところです。
ゴジラは人類の敵なのか味方なのか、よくわかりません。
『シン・ゴジラ』では人類の敵のようでしたが、ちゃんと観ていなかったせいかいまいちピンときていません。日本アカデミー最優秀作品賞をとったのもあまり理解できません。バラエティ番組で取り上げられたときに目にするので知っているといったくらいです。曲は耳にしたことはあります。
その程度の知識で今回の映画を観ました。
結果、おもしろかったです!!
つっこみどころはいろいろあるのですが、架空の物語なので細かいことは気にしないで観るのが良いですね。戦いの場面など引き込まれました。
独特の世界観もおもしろいです。映画の中では成立させています。
音楽は日本の曲を盛り込んでくれて嬉しく思いました。ゴジラの曲はちょっと聞いただけで「聞いたことある!」とわかります。モスラの曲もだいぶアレンジしていましたが、ちゃんと使っています。この2曲はわかりました。その他の怪獣の曲も使われているのでしょうか、私はわかりませんでしたけれど。それだけこの曲が素晴らしいのでしょう。
ゴジラなど怪獣の雄叫びの声も作った人はすごいですね。存在しないわけですからいろいろ苦心して作ったと思います。しかしこれももう「ゴジラの雄叫び」とわかります。
日本人は「核爆弾」とか「放射能」に敏感かと思いますが、気にしないのでしょうか、劇中にバンバン出てきます。あんなに近くで放射能を見ちゃったらダメでしょう。「放射能」という言葉ではなく、せめて「光線」にしてほしかったです。原語はどうなっているんでしょうかね。
芦田愛菜ちゃんは『マジック・ツリーハウス』の吹き替えを聞いて驚くほど上手だったので今回も聞けるのを楽しみにしていました。さすがでした。
木村佳乃さんも、一部で評判が悪いようですが、私はまったく気にならずに、鑑賞中は忘れていました。終わってから「ああ、そうだった」と思い出すほどでした。
すごく残念だったのは、田中圭さん。
なぜ彼に決まったのでしょうかね~。
年齢的にまったく合っていないので、上手下手以前の問題です。
カイル・チャンドラーの顔から若い青年の声は想像外です。誰かのレビューで慣れれば最後のほうはだいぶましになると書いてありましたが、私は最後まで「えっと今言ったのは誰?」と変換作業がつきまといました。全然自然ではないです。
あとで年齢差を調べてみたら約20歳でした。
たとえばおばあちゃんの映像に芦田愛菜ちゃんの声は合いません。
子供の映像に木村佳乃さんの声は合いません。
しかしベテラン声優さんのように、年齢に応じて声を変えて演じる腕をもっているのなら、いいと思います。それができないんであれば、やめるべきです。
声が合わないものだから、余計、口の動きとのズレが気になっちゃっいました。久々に見ましたね。最近こういう現象はなかったので、吹き替えでも大丈夫と思ってしまったのですが、まだこういうことがあるのなら、よくよく考えて選ばないとイヤな思いをしてしまいます。
大人の事情なのでしょうかね。
しかし、またゴジラシリーズがあったら観たいと思います♪