藤野嘉子著『60歳からは「小さくする」暮らし』参考になる!

NHKきょうの料理にもご出演されている、料理家の藤野嘉子さん。

本書のタイトル『60歳からは「小さくする」暮らし』に同感。テレビで豪邸を披露している番組を見ると、「すごいな~」という感想とともに「大変そうだな~」と思ってしまいます。第一、掃除が大変。家の設備になにかあったときに対処するのも大変。維持費だって結構かかります。

 

豪邸や高価なものを手に入れることができる収入があるわけで、頑張ってきた結果であるし、ステータスでもあるでしょう。そのときは、それで本人は幸せなのだからいいと思います。掃除だって維持費だって人を雇ってやってもらえばいいじゃないかという考えもあるでしょうし。

 

 

藤野嘉子さんは59歳のときに、利便性の高い渋谷にほど近い150㎡の持ち家を売却し、広さが半分以下65㎡の賃貸物件へ引っ越されたとのこと。

 

御自身がテレビなどで活躍する有名人、御主人も代々木上原、京橋でレストランを経営していたフランス料理人。高収入の御夫婦です。

 

お子さんたちが家から独立したこともあり、家をひとまわり小さくして、暮らしもそれに合わせて、年齢に合わせた暮らしに移行していくという考えに至ったそうです。

 

また、藤野嘉子さんのご自分の母親との同居についても本書に書かれています。洗濯も別々、食事についても独特の方法でうまくいっています。ストレスフリーな親との同居。双方ともに理想の形ではないでしょうか。

 

暮らしを見直してみたい方、母親との同居に悩んでいる方など、参考になる一書です。