大泉洋主演映画『騙し絵の牙』どんでん返しはまさに騙し絵!

大泉洋さんを主人公として書かれた小説が原作です。

執筆にあたって大泉洋さんから

「多くの人たちに受け入れられるような形を意識してほしい」

との要望があったそうです。

小説を読み進めていると、まるで大泉洋さんの演技が目に浮かぶようでした。

本の表紙、また挿絵大泉洋さん一色。

異例の本になっています。

 

大活躍の大泉洋さん

大泉洋さんは特に御出身の北海道では絶大なる人気だそうですね。

何度かテレビで拝見した、北海道出身有名人の人気度調査で圧倒的な人気の結果を見て驚いたものです。

その人気を不動のものとした番組は北海道テレビの「水曜どうでしょう」だそうですね。

今では他地方でも時々放送されたりしますし、映像ディスクや配信でも観ることができますからその番組の知名度も全国区です。

私が最初に目を引いたのはフジテレビドラマ「救命病棟24時」でした。

シリアスな医療ものドラマの真剣な演技とバラエティ番組でのおもしろさのギャップを見て「人気があるのもわかる☆」と思いました。

なにより天性の口達者ぶりは見事なものです。

演技しか見られないタレントよりも、バラエティ番組で口達者な一面も見せてくれるほうが圧倒的に親しみがわきます。

それにお高くとまっている人よりも、弱さをさらけ出して情けない部分もみせるタレントさんの方が親近感がわきます。

人気番組TBS「ぴったんこカンカン」のゲスト出演数は大泉洋さんが最多だそうですね♪

 

 

映画の大泉洋さん

映画でも引っ張りだこです。

北海道を舞台とした
「しあわせのパン」
「ぶどうのなみだ」
「そらのレストラン」
大泉洋さんの主演を前提とした映画です。

それぞれ、北海道の特産品、小麦粉・ぶどう・チーズを題材として三部作となりました。

北海道の特産品も大泉洋さんの人気もはまだまだありますから今後も続くのではないでしょうか?!

出版社の内情が事細かく描かれています。

作者の塩田武士さんは出版界を4年間も徹底取材されたそうで、まるでその会社の社員だったかのようなリアルさで、おもしろかったです。

これを言ったら身も蓋もないもないのですが、業績が悪い雑誌は廃刊されても仕方がないと思ってしまうタチです。

それはその業界の人間じゃないから言えることでしょうけれども。

出版業界は、結構おいしい思いをしてきたという話も聞いていますし、それらが出来なくなったと嘆かれるのもわからなくもないですが

必要とされていないものが淘汰されるのはどこの業界でもありえることです。

またやっぱり会社という組織は難しいなとも思いました。

上司がバカな、イヤな、ダメな人だと下は苦しい。

同僚や部下でも、腹の探り合い。

業績が悪いと数字をかかげて尻を叩くということにもなる。

原作は主人公・速水の素性が最後のエピローグにギュッと詰まった感じを受けました。

この壮絶な少年期はエピソードがおもしろいのでもっと読みたかったです!

 

あらすじ

大泉洋さんは、大手出版社「薫風社」雑誌「トリニティ」編集長役です。

原作のあらすじは

出版業界の不況のあおりを受け「トリニティ」は廃刊の危機に。

「小さい山ででも、人の上に立つっていうのは、くだらんものだな」

廃刊させないために、編集長として東奔西走します。

大物作家のご機嫌をとり、将来あると見込んだ作家を伸ばすように努める。

家では妻や裕福な妻の実家との関係に悩み、かけがえのない娘からは傷つけられる。

会社では上司からの圧力に耐え忍び、部下からの不満をなだめ、同僚ともうまく渡り合う。

そんな姿を
「天性の人たらし」
と揶揄される。

廃刊を恐れ、社内の派閥を気にするようになり、同期から

本質がズレていることを指摘され

「本は読者のもんやで」

という言葉が腑に落ちる。

「自分はなぜ編集者という人生を選んだのか」

ということに立ち返り

一見”敗者は去った”ようにみせかけて最後は“どんでん返し”といったストーリーです。

タイトルに『騙し絵』とあるのも納得です。

 

2021年3/26公開
映画『騙し絵の牙』

〈キャスト〉
速水 輝:大泉洋
高野 恵:松岡茉優

矢沢 聖:宮沢氷魚
城島 咲:池田エライザ
郡司 一:斎藤工
伊庭惟高:中村倫也
柴崎真一:坪倉由幸
三村洋一:和田聰宏
宮藤和生:佐野史郎
謎の男:リリー・フランキー

高野 民:塚本晋也
二階堂大作:國村隼
江波百合子:木村佳乃
久谷ありさ:小林聡美

東松:佐藤浩市