映画『キャッツ』震えた!素晴らしい歌と踊り☆期待以上の感動♪
待ちに待った映画『キャッツ』。
字幕、吹き替えを連続で観てきました!
期待以上の感動で茫然としています。
勝手な前予想としては「字幕のほうがいいのでは?」「吹き替えは大丈夫かな~」
という感じでした。
でもどちらも甲乙つけがたく素晴らしかったです!
目次
酷評?!
この作品を酷評している人もいるようですが
なにを期待して観るかによって大きく評価がわかれるだろうとは思います。
しかしこの映画の素晴らしさがわからない人は残念だな~と思います。
こんなに素晴らしいのに!
しかし
エンターテインメントは個人の好き好きなので仕方がありません。
踊りや歌
になんの関心もない人はつまらないかもしれません。
この映画は”ミュージカル映画”
なのですから。
ストーリーはわかりにくいと思います。
私も劇団四季のキャッツを小さいころから何度も観て、昨年も久しぶりに観てきましたが、よくわからなかったです。
まず
猫の名前が複雑で覚えにくい。
猫の外見も一度見ただけでは、どの猫がなんなのか、さっぱりわかりません。
舞台は何年かに1回行く程度なので、しばらく行かないと、まるで初見のようになってしまいます。
なのでストーリー(歌詞)から感動を得ようとするのは難しいかもしれません。
ストーリーを把握するなら吹き替えがいい
字幕で表示される日本語をそのまま吹き替えで発音しているわけではありませんでした。
訳そのものが違います。細かい部分ですが。
とくに冒頭の歌は、テンポが速いこともあって字幕を追うので精一杯でなにをいっているのかよくわかりません。
吹き替えのほうが、まだ把握しやすいのですが、聞き取りづらい言葉もあったりします。
吹き替えでなお字幕が欲しいと思った場面もありました。
でもあまり神経質にならずに楽しんだほうが良いようです。
要約すると
要するに
捨て猫のヴィクトリアは街でいろんな猫に出会う。一生に一度の舞踏会で長老猫に選ばれたグリザベラは理想の猫に生まれ変わるべく天上へ昇っていく。
という話です。
あのまま気球で空へ昇っていったって寒いばかりだし
キリスト教信仰の表れで天国に行くといったイメージなのでしょうか。
この部分は最初にキャッツを観たときから納得がいきませんでした。
でも映画では、気球で空に昇って行って、強い輝きを放って消えました。
これは納得できました。
特殊メイク
見どころのひとつは特殊メイクです。
「どうなっているの~?」
と興味津々。
ネット解説によると、特殊メイクもCGだそうですね。
気づかなかった。
しっぽや耳の動きも不思議に思っていましたが、これもCGなのでしょうね。
手品猫の耳
手品猫は帽子をかぶっていますが、帽子から耳が出ています。
帽子に穴が開いているわけでもありません。
でも帽子をかぶるとすぐに帽子からはえているかのように耳がピンと立ちます。
耳もCGだとすると納得します。
背景
ロンドンの街に飛び出していくシーンは映画ならではで良かったです。
美しい夜のロンドンの明かり。
寝台列車の中など、舞台ではない背景でした。
踊り
劇団四季のキャッツしか知りませんが、今回の映画も劇団四季同様クラシックバレエが基本の踊りになっているようです。
踊っているキャストは全員バレエの熟練者なのでしょうね。
踊りはさすがに素晴らしく目が離せませんでした。
特にオールド・デュトロノミーがあらわれて、大勢で踊る場面は圧巻です!!
ヴィクトリアが押し出されて、とまどいの表情をしてソロを踊りだす。
この場面もサイコーです!
あと電車猫のタップも!
まるで上質のクラシックバレエを前方の席で観ているかのような素晴らしい踊り。
しかも実際のバレエ鑑賞よりも、見せ場をクローズアップしてくれているので、断然良いです!
劇場でオペラグラスを使うと全体は見えなくなるし、全体をみるとクローズアップしたい踊りはよく見えないということが映画ではないからです。
カメラワークと撮影
踊りも素晴らしいのはもちろんですが、カメラワークと照明も素晴らしいです。
大勢のダンサーを撮るのは難しいと思います。
しかもクローズアップしたり、引いたり、全体を映したり。
カメラ(撮影)がウマイと感じました。
照明の当て方も!
でも踊りに興味のない人はなんの関心も持てないでしょうね。
メモリー
劇場予告で去年の夏から何度も何度も観ていましたし、「くるくる」とわかっていましたが、『メモリー』は胸が震えましたね!
楽曲のすばらしさ、歌い手の歌唱力、表情、カメラワークでしょうか。
私は最初に字幕を観て大泣きしたので、吹き替えではもう泣かないと思ってティッシュを手元に用意していませんでしたが、吹き替えでもグワーッときましたね。
この”メモリー”のあとに余韻を作ってくれたのは良かったです。
ライオンの像の周りで長老猫のオールド・デュトロノミーを中心に
「猫にはこんなことを気をつけなさい」
的なことを軽快に踊り伝えている場面です。
歌
葵わかなさんの歌を初めて聞きました。
高音で細い歌声なのですね。
字幕のヴィクトリアの声・フランチェスカ・ヘイワードさんも同じような声質でした。
グリザベラのジェニファー・ハドソンさんに対しての高橋あず美さんも声質が似ています。
そろえたのかな。
と感じました。
大竹しのぶさんも字幕の声によせているのでしょうか、それともご自分でイメージして作り上げた歌声がたまたま似たのでしょうか、似ていましたし、雰囲気が出ていてとってもよかったです。
宝田明さんも意外なキャスティングでしたが、味があってとってもよかったです。
2019年の映画『ダンスウィズミー』で、初めてちゃんと拝見したのですが貴重な存在ですね。
<映画感想>
吹き替え版キャスティングはお見事でした!!
新曲
テイラー・スウィフトが歌う
新曲『Beautiful Ghosts』 。
とっても素敵な曲ですね。
劇中ではヴィクトリアがグリザベラに
「私も帰る家がないのよ」
と語る場面で歌っています。
(吹き替え版では葵わかなさん)
エンディングでは2曲目です。
スクリーン
できることならば大きなスクリーンでしかもIMAXやTCXなどの映像に特化したスクリーンを選ぶことができるなら、そのスクリーンのしかも前のほうで観るのをおすすめします!!
ただ1番前はキツイと思うので、劇場の中心線より前方付近が良いと思います。
前のほうがCATSの世界に入り込めます!
あらすじ
CATSのストーリーは、だいたい把握していた程度でしたが、今回映画を観て、ようやくストンと胸に収まりました。
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子猫のヴィクトリア(声・葵わかな)はある日、街のゴミ捨て場に捨てられた。
その様子を陰から見ていた街の猫たちが、人間が去ったあと、ヴィクトリアのそばにやってくる。
一生に一度、一夜だけの特別な舞踏会で老猫のオールド・デュトロノミー(声・大竹しのぶ)に選ばれた猫は天上の世界へ昇って、理想の猫に生まれ変われることをおしえてくれた。
「どうしたら選ばれるの?」
とヴィクトリア。
「自分のことを歌うんだよ」
と親切なオス猫のマンガトラップ(声・山崎育三郎)がエントリーしている猫たちを紹介してくれた。
まずは太ったハチミツ色の猫・ジェニエニドッツ(声・浦嶋りんこ)。
家に住むネズミを調教し、ゴキブリは行列をなして行進するくらい、家を仕切っていた。
たっぷりごちそうを食べ、寝たいだけ寝られて、何不自由ない暮らしをしている猫に見えた。
そこでヴィクトリアは質問した。
「なぜ選ばれたいの?」
「だっていつまでもここにいられないじゃない」
次にイケイケなノリのオス猫ラム・タム・タガー(声・藤原聡)。
自信たっぷりの歌と踊りを披露する。
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ここで一度グリザベラがあらわれるが、猫たちは警戒心をあらわにする。
そしてヴィクトリアに
「グリザベラは昔のスターさ。今は落ちぶれて荒れ地に住んでいるのよ」
とおしえる。
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続いてとっても太った年配の紳士猫・バストファー・ジョーンズ(声・秋山竜次)があらわれる。
街一番のグルメだという。
生まれ変わったら”痩せた猫”になりたいという。
御自慢の御馳走のありかに仲間を案内しておおいに盛り上がる。
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しかしいつの間にか大勢の仲間は去りヴィクトリアは
泥棒猫のマンゴジェリー(声・宮野真守)とランペルティーザ(声・沢城みゆき)
と一緒にいた。
誘われるまま人間の部屋で好き勝手に遊んでいたら、花瓶を割ってしまい、家の犬に吠えられ、泥棒猫たちはヴィクトリアを置き去りにしてしまう。
首に巻いたアクセサリーが引っかかって身動きできなくなっていたヴィクトリアを手品猫のミストフェリーズ(声・森崎ウィン)が助けに来てくれた。
なんとか仲間のもとに戻ったヴィクトリア。
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すると長老猫のオールド・デュトロノミー(声・大竹しのぶ)がやってくるという。
堂々と登場したオールド・デュトロノミーを中心に仲間たちが全力で踊る。
舞踏会が始まったのだ。
ヴィクトリアも懸命に踊る。
するとここでもグリザベラが物陰から舞踏会の様子を見ていた。
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ヴィクトリアはグリザベラを追いかけて行って二人は向き合う。
ヴィクトリアはグリザベラに
「私も帰る家はないのよ」
と伝える。
その様子をオールド・デュトロノミーがそっと見ていた。
オールド・デュトロノミーはヴィクトリアに声をかける。
「一緒に選ばれし猫を見ましょう」
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昔の大スター老猫のガス(声・宝田明)
鉄道好き猫のスキンブルシャンクス(声・大貫勇輔)
が自分のことを歌ってアピールした。
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が、次々と名乗りをあげた猫たちは、踊りのあとはどこかへ消えてしまっていた。
それは、悪猫マキャヴィティ(声・山寺宏一)のシワザだった。
マキャヴィティは自分が天上の猫に選ばれたいがために、自分以外の候補者を魔法で別の場所へ追いやったのだ。
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そしてマキャヴィティの仲間のメス猫・ボンバルリーナ (声・RIRI)がマタタビの粉をそこらじゅうに撒きながらあらわれて妖艶な歌を歌う。
猫たちはマタタビにすっかり酔ってしまった。
そこにマキャヴィティがあらわれて候補者は自分しかいないから、自分を選ぶようにと
長老猫のオールド・デュトロノミーに迫った。
オールド・デュトロノミーは
「インチキは許さない!」
と断固つっぱねた。
怒ったマキャヴィティはオールド・デュトロノミーをも、魔法で別の場所へ追いやった。
舞踏会ではオールド・デュトロノミーがいなくなったことに気がついた猫たちが、なんとか助けようと知恵を出し合う。
そして手品猫のミストフェリーズ(声・森崎ウィン)の手品を使って連れ戻すことに。
最初は失敗したが、最後は成功しオールド・デュトロノミーは戻ってきた。
ほかの猫たちも助かった。
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ヴィクトリアがふとまわりを見まわしたとき、ドアの隙間からみんなのほうをのぞき見していたグリザベラ(声・高橋あず美)に気がつく。
ヴィクトリアはグリザベラにみんなの前で歌うようにすすめた。
部屋に入ったグリザベラに仲間は冷たい態度だった。
しかしグリザベラは自分の思いのたけを熱唱した。
グリザベラの魂のこもった歌に皆が感動。
グリザベラは天上の猫に選ばれた。
グリザベラが気球に乗って空へのぼっていく。
それを見かけたマキャヴィティは気球の下の紐をつかまえ「自分も行くんだー」とぶらさがったが、結局落ちてしまう。
猫たちはライオンの像の周りでグリザベラを見送った。
まとめ
映画のおかげでキャッツのストーリーもよくわかりましたし、劇団四季以外のキャッツも堪能できました。
これで劇団四季のキャッツもよく理解できると思いますので、また行かせていただきたいと思います。
私は
字幕→吹き替え→吹き替え→字幕→吹き替え
と5回観ましたが、5回とも泣けましたし、観るたびに素晴らしさがわかり、感動が増しています。
こんなに短期間にひとつの映画を劇場で観たのは初めてです。
気になる人は、他人の評価を気にせずにぜひ観てほしいです。
素晴らしかったです!
CDで比べるのも楽しい♪
劇団四季のCDと比べてみるのもすごく楽しいですよ~♪
劇団四季のCDは街の図書館やレンタルショップでも借りることができます。
歌詞が違っておもしろいです!
どっちが良いかというと、正直どっちも良いです。
歌によって映画版のほうがしっくりくる歌もあれば、劇団四季バージョンのほうがよりわかりやすい歌もあります。
吹き替え映画の場合、映像の口に合わせなければならないため、言葉のシバリがかなりあるようです。
ほんとは「〇〇〇」と言いたいのに、口の形に合わないから別の言葉にする
と聞いたことがあります。
劇団四季バージョンのほうは、ちょっと時代的に”古い表現だな~”と思うところも。
でもそれはそれで。
要するにどっちでも楽しめます!
なにしろ曲が素晴らしいので♪