『ムーラン』ディズニーアニメ〈1998年〉あらすじと見どころ
ディズニーヒロインの中で
異色の戦うニューヒロイン
「ムーラン」。
アニメ版はどういった映画だったのか?!
ということが気になる方へ♪
目次
アニメ『ムーラン』とは
1998年に公開されたアニメ映画。
原案は4~5世紀から語り継がれてきた中国の伝説『木蘭辞(もくらんじ)』。
女性ながらにして男装し、戦いに加わる勇ましい姿は、さながら東洋のジャンヌダルク。
しかし体力では男性にはかなわない。
知恵を使って臨機応変に困難を乗り越え、戦いに勝ち国民的ヒーローになります。
主要登場人物
ムーラン:
主人公の女性
ムーランの両親
ムーランの先祖たち(ファ族)
ムーシュー:
守護竜
クリキ:
幸福を呼ぶ虫・コオロギ
仲人 :
ムーランが花嫁修業するところの女主人
シャン隊長:
ムーランが所属する部隊の青年隊長
皇帝
フン族 :
敵
アニメ映画はコメディタッチ
ムーシューとクリキのかけあいは、トムとジェリーのようです。
ムーシューが長い眠りから覚めるさまは、『アラジン』の魔法のランプに宿る“ジーニー”がランプから出てくる様子を思い出させます。
あらすじ
昔の中国。
ファ家のひとり娘“ムーラン”は年頃になりました。
当時の中国は、女性は良き縁談を得ることが何よりの幸せと考える風潮でした。
仲人さんのところへ
そのため、ムーランも縁談を世話してくれる仲人のところへ行きキレイに着飾ってもらい、花嫁修業をします。ところがうまくいきません。
仲人さんはムーランに腹を立ててしまいます。
ムーランも「花嫁修業をして嫁ぐことが果たして幸せなのか」と疑問に思うようになりました。「自分らしく生きたい」と。
フン族の襲来
そんなおり、敵のフン族が戦いをしかけてきました。国を守るために、皇帝は各家から成人男子を徴兵すると命令します。
ムーランのファ家の成人男子は父親しかいません。父親は先の戦争で足をケガしていましたが、出兵するといいます。
男装して出兵するムーラン
このままでは父親の命が危ないと思ったムーランは一大決心し、髪を切り男装して部隊へ乗り込みます。
それを知った両親は驚き嘆き悲しみます。
先祖会議
と同時にファ家の先祖もお墓のような石碑から幽霊のようによみがえり、「これは大変だ!」と先祖会議を開きます。
結局、小さなドラゴンの守護竜“ムーシュー”が幸福を呼ぶコオロギの“クリキ”と一緒にムーランについていくことになりました。
部隊の一員に
ムーランは“シャン隊長”の部隊に配属されます。
最初は認められなかったムーランは次第に部隊の中で認められるようになります。
フン族との戦い
敵のフン族との戦いのときには、知恵を使って雪山のてっぺんに弓を射て雪崩を起こし、フン族を雪の中に埋もれさせます。
凱旋
戦いに勝ったと思ったシャン隊長たちは、意気揚々と街を凱旋します。
再び決戦
しかし、フン族は生き延びていたのでした。
再び現われたフン族は大衆の前で皇帝に危害を加えようとします。
そこでムーランがまた知恵を使って勝利します。
ムーラン、ヒロインに!
大衆は大歓声をあげ、ムーランは国中から大喝采をあびたのでした。
アニメ『ムーラン』劇中歌
家に名誉を
仲人さんのところへ行き良い縁談のために、身なりを整え化粧をし、ムーランが女性らしく変化していくときの歌。
リフレクション
自分らしくありたいと歌う“ムーラン”のソロ・主題歌
闘志を燃やせ
戦いの歌。シャン隊長のソロ
愛しい女よ
いとしい女性を思って兵隊たちが歌う歌。