映画「アナと雪の女王2」あらすじ・比較

「アナと雪の女王」から3年と2ヵ月後のお話です。

欧米のお話によくでてくる4つのエレメント
火・地・風・水
がストーリーの鍵になっています。

欧米は西洋占星術の火の星座グループ、地の星座グループ、風の星座グループ、水の星座グループがありますから、なじみ深いでしょう。

中国でいったら
青龍・朱雀・白虎・玄武
でしょうか。

陰陽五行説の木火土金水ともいえますが、この場合5つなので
麒麟
が加わります。

西洋占星術は5つめがないので、独自に創造できますね。

エルサとアナたちは、アレンデール国を救うために旅にでて

火の精霊 ゲイル
地の精霊 アース・ジァイアント
風の精霊 サラマンダー
水の精霊 ノック

に出会います。

そして第5の精霊の存在を知ります。
それがエルサたちにどう関係してくるのか?

ディズニーらしい魔法の国のファンタジーです♪

 

あらすじ

※ネタバレ注意

アレンデール王国の女王エルサには不思議な声が聞こえるようになっていた。

自分しか聞こえないらしい。
この声はなんなのか?
どうしたらいいのか?
日々悩みはつのる。

 

アレンデール王国の異変

そんなとき、アレンデール王国では、ものすごい風が吹き荒れ、街のランタンの火がすべて消え、桶の水がみるみる消え、地面がぐらぐら揺れ出した。

エルサは国中の人たちを避難させ、4つの精霊が守っているという魔法の森へ向かうことにした。

きっとあの声の主のこともわかるかもしれないと思って。

エルサ、アナ、クリストフ、スヴェン、オラフたちは北へと旅立った。

とうとう、あたり一面霧の壁につきあたった。霧の壁は徐々に開きエルサたちを中にいれるとしっかりと閉じた。

この森の中にはノーサルドラの人々とアレンデールの人々が何年も閉じ込められて暮らしていた。

エルサたちのおじいさんルナード国王の家来だったアレンデール国のマティアス中尉も家来とともにいた。

(補足)
ノーサルドラの人々とは…もともと魔法の森に住んでいた人々。

そこにエルサたちの祖先がやって来てアレンデール王国を築いた。

 

今はお互い憎しみあっていながらの休戦中だという。

何があったというのか?

 

 

難破船

エルサたちが更に北へ進むと難破船があらわれた。アレンデールの船だ。

ザザン・シーで難破したはずの、父と母が遭難した船がなぜここにあるのか?

謎は深まるばかり。

船の中を調べると地図が出てきた。そこには

アレンデール
魔法の森
ダーク・シー
の場所が示され

母の手書きで
アートハラン
と書いてあった。

父と母はエルサの魔法の謎を解くためにダーク・シーを越えてアートハランへ行こうとし、そこで難破したのだ。

なぜそこまでして行こうとしたのか?!

アートハランは
「なんでも知っている川」
だという。

そこへいかなければ!

エルサは強い決意にたった。

 

 

ダーク・シーを渡る

しかしダーク・シーは危険だ。
父と母も難破した海だ。
みんなと一緒に行くことは出来ない。

そう思ったエルサはアナの足元を凍らせた。

すると氷のボートが現れた。その上に乗ったアナとオラフは流されてエルサと別々になってしまった。

その隙にエルサは一人でダーク・シーまで来た。

暗く荒々しい海。
強く高い波に何度も押し返される。

馬の姿をした水の精霊ノックがやって来た。
しつこくエルサの邪魔をする。
エルサは氷で手綱を作りノックにかけた。
格闘の末なんとかノックをコントロールできた!

ノックに乗りエルサはダーク・シーを渡りきった。

ついにアートハランにたどり着いた。

アートハランは氷の川。氷河だった。

なんとも懐かしい思いがする。
あの歌声がする。
やはりここから聞こえていたのだ。

 

 

5つめの精霊とは

4つの精霊たちがエルサを迎えてくれた。

エルサは自身が5つめの精霊なのだとここに来て気づかされた。

自然界と人間性の架け橋になる使命があるのだと。

雪の女王として。

そしてノーサルドラとアレンデールになにが起こったのか知ることとなる。

 

 

悲惨な歴史

魔法の森にはもともとノーサルドラの人々が住んでいた。

そこに後からやってきた人々がアレンデール王国を築いた。

エルサたちのおじいさんであるアレンデール王国のルナード国王は、ノーサルドラの人々に友情のあかしとして大きなダムを作った。

その完成式典の日、事件は起こった。

ルナード国王がノーサルドラの人々を裏切って襲撃を起こしたのだ。

ダムの式典はノーサルドラの人々を大勢集めるための罠だった。

しかしこの戦いでルナード国王もノーサルドラのリーダーも殺されてしまった。

魔法の森の精霊たちが怒って人々を霧の中に閉じ込めたのだろう。

あのダムを壊して憎しみを断ち切るしかない!

エルサは悟った。

とその時、エルサの体は氷に包まれていき、とうとう全身が完全に凍りつき動けなくなってしまった。

 

 

託されたアナ

エルサは最後の力をふりしぼってアナに思いを送った。

すると遠く離れたアナの目の前に氷の像がいくつも現れた。

じっくりと眺めていったアナは過去に何があったのか知った。

そしてダムを壊さなければならないことも!

アナは走り出した。

 

ダムの決壊

アース・ジァイアントの姿が見えた。

アース・ジァイアントの破壊力を借りれば巨大なダムを壊すことができるかもしれない。

アナは知恵をめぐらせて、アース・ジァイアントをおびき寄せた。

命がけである。

何度も危ないめにあった。

すんでのところでクリストフとスヴェンに助けられた。

作戦は成功しダムは決壊した!

 

 

アートハランでは

エルサのからだをおおっていた氷にひびが入り、しまいに全部割れた。

氷の上に横たわっていたエルサはその下の川の中に落ちていった。

 

 

アレンデールが危ない

アレンデールには大波がおしよせていた。

破壊されたダムの水が一気にせまってきたのだ。

崖の上に避難していた人々は恐ろしさに息をのみ悲鳴をあげた。

いまにも大波が城におおいかからんとしたそのとき馬の姿をした水の精霊ノックが現れた。

ノックにはエルサが乗っている。

エルサは大波の前に立ちはだかり、全身の力をふりしぼり魔法を放った。

一瞬で波が凍った。

エルサは魔法で大きな氷の壁をつくりアレンデールを守ったのだ。

水は一気に押し戻された。

アレンデールには、いつもどおりに滝の水が流れだし、ランタンに火がともり、風が旗をひらめかせ、道の丸石がもとの場所に戻った。

人々はほっと息をもらした。

 

 

アナ女王の誕生

エルサは第5の精霊として、自然界と人間性の架け橋となる使命を果たす決意をした。

アナはエルサを継ぎ女王の座につきアレンデール王国を守っていく決意をした。

一緒にアレンデール王国を守っていこうと二人は誓った。

エルサはやっとみつけた自分の本当の居場所に向かっていった。

 

「アナと雪の女王1」との比較

 

日本での興行収入は「2」が半分以下になってしまいました。

けれども「1」の人気は日本で社会現象にもなりましたからね。

「2」で落ち着いたというところでしょうか。

しかしアメリカでは「1」の方が日本を上回っています。

アメリカでも大ヒットだったのですね!

 

 

次回作

これだけの大ヒット映画。

次回作

Frozen Ⅲ

も期待したいですね♪