映画『アキラとあきら』池井戸潤の傑作!ドラマと映画のキャスト&原作あらすじ

池井戸潤氏の長編小説を原作とした映画です。

原作は2006年~2009年にかけて月間小説誌に連載。本になったのは数年後の2017年。

連載が終了してから随分経っていますが、「本」になったのは2017年にテレビドラマの原作になったからのようです。

こんなにおもしろい小説なのに「本」にならずに数年置かれるケースもあるのだと知りました。

 

 

ドラマ

2017年に放送されたドラマとは

向井理さんと斉藤工さんがW主演。

WOWOWで計9回にわたって放送されました。

 

WOWOWドラマ『アキラとあきら』を観る!

映画

映画は2022年8月に公開予定。

竹内涼真さんと横浜流星さんのWキャストです。

 

 

内容

タイトルにもなっている「アキラ」という名前。

山崎 瑛(やまざき あきら)
階堂 彬(かいどう あきら)

この二人のあきらが主人公です。

 

キャスト

ドラマと映画のキャストの違いは?!

石丸幹二さんがどちらも演じていますね。

それほどピッタリだと思われたのでしょう。

ドラマと映画はわずか5年の違いですが、時代を反映するキャストになっていますね♪

 

 

 

あらすじ

階堂 彬(かいどう あきら)は祖父の代からの同族経営の大企業の長男に生まれた。

跡を継ぐことを期待され育つが自らの意志で銀行のバンカーになる。

 

山崎 瑛(やまざき あきら)の家は父親が始めた町工場が倒産。自分は苦しいときこそ会社を救えるバンカーになると決意する。

 

二人とも産業中央銀行に同期入社。

 

三週間に及ぶ新人研修の締めとして行なわれた「融資戦略研修」。

約300名の新人が3人1組となって実践に近い取引先データを元に与信判断で優劣を競う。

優秀グループ上位2組がファイナルに残る。

 

彬のチームと瑛のチームが残った。

 

最後、彬のチームは会社役。瑛のチームは銀行役。

 

新人が書いた当たらず障らずのつまらない稟議は退屈極まる。できるならお役御免といきたいところだとしぶしぶやってきたジャッチ役の羽根田部長。

しかし今年は違った。この行事に辟易としていた部長が「おもしろい!」と惹きつけられ、最大の賛辞をのべるほどの戦いぶりを見せつけた。例年にない優秀さをアピールしたこの年の「融資戦略研修」は後々までの語りぐさとなった。

 

新人研修を終えた彬と瑛はそれぞれの配属先に就く。

 

彬は実家の事業を将来的には弟の龍馬にまかせるつもりでいっさいかかわらなかった。

彬の祖父が始めた東海郵船は、のちに
父の経営する東海郵船
晋叔父の経営する東海商会
晋叔父の弟・崇叔父の経営する東海観光
の3つに分かれて東海グループとなった。

祖父が亡くなったのちに、相続問題で揉めるようになる。

やがて彬も人ごとではなくなってしまう。

 

彬がバンカーとして実家の事業を救うためにやれることはなんなのか?

同じ銀行に入社した彬と瑛はその後どうかかわっていくのか?

 

見どころ

原作はなかなかの長編小説。テレビドラマでは9回に分けて放送できましたが、映画という短い時間にどうおさめるのか?

長編だからこそのおもしろさを、映画でどのような脚本と演出でおもしろさを伝えるのか?

大勢の登場人物をどれだけ絞って映画に出演させるのか?

原作未読の鑑賞者が初見でわかるような人間関係図を作れるのか?

新人研修の目玉「融資戦略研修」はぜひ入れてほしい!

東海グループのもめごとはどのように展開していくのか?

 

といったところでしょうか。

 

映画
『アキラとあきら』
2022年8月26日公開