映画『アーヤと魔女』スタジオジブリ最新作は初フル3DCG♪

「ハウルと動く城」の原作者ダイアナ・ウィン・ジョーンズの遺作である「アーヤと魔女」。原作がとにかくおもしろい!2020年12月30日にNHKでアニメ放送していましたが新カットも加わり、独特の魔女の世界観をフル3DCG映画で見られるなんて今からとっても楽しみです♪

 

映画
『アーヤと魔女』
4月29日(木・祝)
公開延期

企画:宮崎駿
監督:宮崎吾朗
音楽:武部聡志
主題歌:シェリナ・ムナフ
「あたしの世界征服」

 

音楽

ジブリといえば久石譲さん。
というイメージが強いですが、本作の音楽は武部聡志さん。

NHKアニメ『山賊のむすめローニャ』に続くジブリアニメ映画音楽担当です。

予告音楽はとっても素敵なメロディですね♪

劇中歌は、武部聡志さん率いるスペシャルユニットが演奏。インドネシアの国民的スター、シャリナ・ムナフが歌います。

 

 

主な声優

アーヤ:平澤宏々路(こころ)
ベラ・ヤーガ:寺島しのぶ
マンドレーク:豊川悦司
猫のトーマス:濱田岳

 

主人公アーヤの声優・平澤宏々路さんはオーディションで選ばれた13歳。声優初挑戦ですが子役時代から数々の映画やドラマに出演していて経験豊富。アニメや歌が大好き。特に『となりのトトロ』のメイちゃんがお気に入り。

宮崎吾朗監督からは「そのままの声で作らずにやってほしい」と事前にアドバイスをいただいたそうです。

 

 

登場人物の特徴

アーヤ

「聖モーウォード子どもの家」の玄関前にショールにくるまれて置き去りにされていた。

手紙には
「仲間の12人の魔女に追われています。
逃げ切ったら、この子を返しにもらいに来ます。
何年もかかるかもしれませんけれど。
この子の名前はアヤツルです」
と。

「魔女団は13人の魔女からなるといわれているので、この子の母親は12人の魔女に追われている13番目の魔女かもしれない」
と副園長がいうと
「魔女なんてこの世にいるわけがない」
と園長。

園長は手紙のことは内緒にし、本名がアヤツルだということも言わず、出生届は

名前:アーヤ
名字:ツール

と出した。

アヤツルなんて「人をアヤツル」とでも言っているみたい。

アーヤは「聖モーウォード子どもの家」で居心地良く暮らしていた。

「聖モーウォード子どもの家」はどこもかしこもぴかぴかに磨いてあって、ワックスの清潔なにおいがする。日の当たる明るい部屋があるのも気に入っていた。ここの人たちもみんな好き。アーヤの思った通りにしてくれるから。

赤いセーターが欲しいといったらすぐに買ってくれるし、シェパーズパイ(羊の挽肉とマッシュポテトのパイ)が食べたいといったらコックが作ってくれる。

アーヤはなにかを恐いと思ったことは一度もない、とっても強い子!

 

 

ベラ・ヤーガ

片方の目が茶色。もう一方の目は青色。骨ばった顔。薄汚く感じが悪い。髪を青く染めて巻髪。紫色の口紅をべったり塗って、茶色のツイードのスーツ、派手な緑色のセーター、大きな赤い帽子、かかとの高い空色のブーツで「聖モーウォード子どもの家」に現われた。

意地が悪く、アーヤにいばりちらすが、マンドレークを恐れていて頭があがらない。

 

 

マンドレーク

ひょろりとした黒く長い影のような見た目。3mくらいに見える。顔はしかめっ面で恐そう。耳が長く先がとがっている。頭の上につきだしたものが2本。耳かもしれないけど角かもしれない。無愛想であまりしゃべらない。

 

 

猫のトーマス

黒猫。人間の言葉をしゃべれる。

 

 

 

本のあらすじ

「聖モーウォード子どもの家」の特別な日。それは身寄りのない子をひきとって育てたい人が、子ども達を見に来る日。

アーヤはここでの生活が気に入っていたから、ずっとここで暮らしたい。

だから園長に気づかれないように、見に来た人たちに「かわいいと思われないようする」のが得意。

アーヤは
「私を選ぶ人がいるとしたら、よっぽど変な人よ」
と言っていた。

 

 

この日もせいいっぱいかわいくないように見せたはずなのに、奇妙な二人連れに気に入られてしまった。

それは派手な格好のベラ・ヤーガとひょろりと背が高いマンドレーク。

アーヤはしかたなく二人の家に引き取られていった。

 

 

二人の家はライム通り(「聖モーウォード子どもの家」のすぐ近く)の普通の小さな平屋。

ところがいったん家に入ると玄関から外に出ることが出来ない。家の中のどこにも玄関の扉がないのだ。窓も開かない。

ベラ・ヤーガとマンドレークは二人とも魔法使いだったのだ。

普通の子どもなら恐怖におののくか、泣きわめくかするかもしれない。

ところがアーヤは強い子。

 

 

ベラ・ヤーガに
「魔法をおしえてくれるならかわりに助手になったげる」
ともちかける。

ベラ・ヤーガは
「あんたをうちにつれてきたのは、手伝いがほしかったからだ」
「魔法をおしえるつもりはない」
という。

 

 

ベラ・ヤーガの部屋は、どこのかしこもほこりが積もり、床はどろどろのものに覆われていた。

そこに一匹の黒猫が。

なんと、人間の言葉を話せる猫だった。

名前はトーマス。

アーヤはトーマスに協力してもらってベラ・ヤーガの目を盗んで魔法を覚えようとする。

「いまにこの二人も私の思い通りにあやつるようになる」
と思いながら。