Kバレエ☆シネマ『白鳥の湖』2021〈感想〉素晴らしかった!
初演から100年以上も経つ『白鳥の湖』。
ときどきパロディや極端なアレンジの舞台もありますが、やっぱり王道の『白鳥の湖』が好きです。
なんといっても曲が素晴らしいですよね。
言わずと知れたチャイコフスキーの名曲の1曲です。
目次
Kバレエカンパニー『白鳥の湖』
ユナイテッドシネマで上映中のKバレエカンパニー『白鳥の湖』は今回も素晴らしかった!
まず舞台装飾が素晴らしいですね。
幕が開いたとたん、息をのみます。
高さも使っているのでスケールが大きく感じます。色使いもとっても素敵です。
そして毎回感心するのが、素敵な衣装。
どうなってるの?!
とマジマジと見てしまいます。
シネマの良い点
シネマなので舞台装飾も衣装もじっくりと観ることができるのが嬉しいですね♪
実際の舞台はよっぽど良い席でなければ、ちゃんと観ることができないでしょうが、シネマなので、良い角度と適切な大きさ、全体だったりピンだったりと調節してくれているのを観ることができます。
私の知人で同じくバレエが大好きな方がいるのですが「舞台でバレエシューズの音を聞きたいの。シネマだと音は聞こえないでしょう」といって行かないのです。
でもそれを差し引いても、シネマで観る価値は充分にあります!
しかもお値段も安い!
肝心の踊りも素晴らしかったです。
オデット
オデット役の日髙 世菜さん。
手足が長く素晴らしいプロポーション。白く美しい肌。
肩甲骨あたりが柔らかすぎ。
白鳥の羽ばたきが見事ですね!
足は180度開きます。
まさにバレエを踊るために生まれてきたような方ですね。
またバレエで披露する以外考えられません。
ラストシーン
ラストシーンは圧巻です!
一番の見せどころ。
素晴らしい演出でしたよ!
曲もメインメロディがマイナーからメジャーになるところが好きです。
「白鳥の湖」あらすじ
王子ジークフリートの成人を祝う宴が開かれていた。
友人達が祝福の踊りを踊ってくれている。
やがて王子とその一行は湖に白鳥狩りへ出かけた。
すると美しい白鳥が目についた。その白鳥は王子の目の前で美しい娘に変身した。
王子は娘に近寄った。
おびえる娘。
王子は娘から話を聞いた。
その娘はオデットという名で、ある国の王女だったが、悪魔のロットバルトから呪いをかけられ侍女ともども白鳥にされてしまった。そして夜だけ人間に戻るのだという。
この呪いを解くには真実の愛を誓える男性が現われることだという。
話しているうちにお互い惹かれ合った二人。
王子は「自分が愛を誓う」とオデットに告げるが夜が明けたためにオデットたちは白鳥に戻り飛び去ってしまった。
城では王子の花嫁を決める宴が開かれていた。
花嫁候補が次々と王子のもとへ来てアピールする。悪魔ロットバルトも貴族になりすまし娘オディールと共にやってきた。
オディールは魔法によってオデットにそっくりの姿になっていた。
オディールをオデットだと思った王子は喜び、結婚を申し込んでしまう。
すると悪魔が正体を現わし、「王子が結婚を申し込んだのは自分の娘オディールだ」と明かす。
だまされたと知った王子は衝撃を受け、オデットに会いに急いで湖へ向かう。
王子はオデットに自分がだまされたこと。本当に心の底からオデットを愛していると必死に訴えた。
王子の誠実な愛を知り、オデットは王子を許し二人はわかり合えた。
しかし悪魔ロットバルトの呪いからは逃れることはできない。
思いあまった二人は湖に身を投げた。
死んだのちの世界で永遠に結ばれた。
※心中しないパターンもある。