映画『唐人街探偵』人数多っ、CG技術すごっ!
中国は政府が国を挙げてエンタメに力を入れていて、急成長しているという。もはやハリウッドに頼らなくても自国制作だけで映画館の映画は満員?!今、中国映画がキテる!という宣伝を見て『薬の神じゃない!』『ナイト・オブ・シャドー 魔法拳』はおもしろかったので、見ることに。
映画のあらすじは、世界には探偵ランキングというのがあって、上位に位置する主役の中国の探偵・チンが日本人トップの探偵・野田(妻夫木聡)から依頼されて、叔父のタンとともに日本にやってきます。そしてヤクザの組長(三浦友和)がかけられた殺人容疑を晴らすために事件の真相解明にいどむといった内容です。
殺された会長の秘書に長澤まさみさん。
この事件の裁判官に鈴木保奈美さん(双子の妹役も=一人二役)。
事件の刑事役に浅野忠信さん。
指名手配犯に染谷将太さん。
そのほか、奥田瑛二さん、六平直政さん、酒向芳さん、橋本マナミさん、その他など日本人キャストも多数出演しています。
出演人数の多さ、セットのスケール、豪華さには驚きました!人数の多さはインド映画を彷彿とさせます。「こんなに人、いる?」「出演者多っ!」といった感じ。
渋谷のスクランブル交差点での撮影は、さすがにできないということで、セットを中国に作っちゃったという。言われないとわからないでしょうね~。お金と大勢のスタッフがいるから出来ることなのでしょうね。
おそらく、日本で撮影した映像と中国で撮影した映像がごちゃ混ぜになっているんでしょうね。なので背景に違和感があります。“東京MISSION”というサブタイトルのとおり、日本が舞台なので街の中の人々(エキストラ)も日本人という設定でしょうけれど、中国人の顔、顔、顔。これも違和感。
本物と偽物の違いにこだわりはないのでしょうね。
映像はスローとズーム、合成など映像技術を駆使して、すごいテクニックです。
見どころはそんなところです。
残念なのはストーリーです。お涙ちょうだい的な内容も盛り込んでいますが、全然泣けませんし、おもしろくないです。
やはり映画はどんなに派手に作っても、人数が多くても、有名俳優が多数出演しようとも、映像技術がすごくても、ストーリーがつまらなければ、つまらない。
ということを改めて感じた作品でした。
映画
『唐人街探偵』
東京MISSION2021年7月9日公開