映画『総理の夫』原田マハ原作9/23公開!爽快小説♪ラストはいかに?!
原田マハさんのテンポよい夢のある同名小説が原作の映画。
原作を読み終わって映画のキャストを見ると、それぞれがハマり役、まさにピッタリ!ではないでしょうか。これは映画が楽しみです♪
タイトル名にもなっている総理の夫の立場から書かれた日記を元にストーリーが展開していきます。“総理の夫”ということは、必然的に総理大臣は妻、つまり日本初の総理大臣を支える夫、その役に田中圭さん。
日本初の女性総理大臣役に中谷美紀さん。
まず物語の中心のこの二人がまさにうってつけ。
目に浮かぶようです。
中谷美紀さん演じる総理大臣・相馬凛子は42歳。切れ味鋭い論客で曲がったことが大嫌い。正義の人。美人。
少数野党だった直進党の党首。東京大学法学部卒、ハーバード大学院法学政治学研究科博士課程修了。公共の政策シンクタンクの研究員を務めた後、31歳で衆議院議員初当選。父親は最年少で開田賞を受賞した小説家、母親は東大大学院教授で国際政治学を専門とする政治学者。
田中圭さん演じる夫・相馬日和(ひより)は38歳。イケメン。東京大学理学部卒。同大学院生物多様性科学研究室にて博士課程修了。善田鳥類研究所研究員。日本を代表する大財閥相馬一族の次男。
その大財閥相馬家の母親役に余貴美子さん。
「ソウマグローバル」のCEOで相馬家長男の家長・相馬多和役に片岡愛之助さん。原作ではなにかと日和に口出ししてくるけれど、母親にめっぽう弱く、必ず母親の言うことを聞くキャラになっています。
相馬凛子を陰日向なくささえてくれる秘書・島崎に工藤阿須加さん。ひたむきにつくす演技が想像できますね。
直進党の広報担当・富士宮に貫地谷しほりさん。仕事が出来る女性役です。
野党各党に呼びかけ連立政権を樹立、政権をひっくり返し、相馬凛子を総理大臣に押し上げた陰の立て役者・原九郎に岸部一徳。別の名を、はらぐろ(腹黒い)と言われるくらい心の中では何を考えているかわからない読めない人物。
相馬凛子は原九郎の根回しがなければ総理大臣にはなれなかったのですが、結局大事な局面ではしごをはずされます。それを相馬凛子がどう乗り切るかが大事な山場のひとつです。
夢のある映画と題したのは、日本の初の女性総理大臣ということ、その総理の夫は総理にとことん尽くす、そして現職中に前代未聞の出来事も!と今はありえない設定で将来はそういうことも日本でもあるのかな~と思うからです。
相馬凛子は政治家をめざすくらいですから演説に秀でています。見事な演説をして世論を勝ち取ります。
それは原田マハさん原作の「本日は、お日柄もよく」を思い出させる爽快さです。
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この本でスピーチライターの重要さを知りました。とても感動した小説だったので映像(ドラマ)も期待したのですが、残念な感じでした。
小説「総理の夫」は原作が素晴らしい、キャストもピッタリ、音楽もNHK大河ドラマ「西郷どん」の 富貴晴美さんですから期待したいです♪
中でも私が映画で最も期待しているのはラストです。
小説では具体的に書かれていません。前代未聞の出来事で、いまだ日本では行なわれていないことですから、創作して書いても良かったとも思いますけれど、安易には書けないことでもありますので、こういう書き方になったのかなと想像します。
正直に言うと、このラストはガッカリです。大事な部分がスッポリ抜けている、尻切れトンボ的なあじわいです。
これを映画でどう表現するのか、小説で描けなかったシーンを映画で創作してほしい。楽しみにしています。
キャスト
相馬日和:田中圭
相馬凛子:中谷美紀
相馬崇子:余貴美子
相馬多和:片岡愛之助
富士宮あやか:貫地谷しほり
島崎虎山:工藤阿須加
徳田実:木下ほうか
阿部久志:米本学仁
伊藤るい:松井愛莉
小津智祐:嶋田久作
原久郎:岸部一徳
国広富之
寺田農
他
映画
『総理の夫』
9/23公開
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