映画『リチャード・ジュエル』恐ろしい現実の中に感動の真実!

2020年
最初の社会派感動作はこの作品でした!

 

あらすじ

リチャード・ジュエルは母親と二人暮らしの太った青年。

世の中をよくするための使命感に燃えていた。

そのため少し暴走気味なところがあり、学校の警備を務めたときには厳しすぎるとクレームが多くクビになる。

1996年アトランタオリンピックが開催されたとき、彼は警備員としてライブ会場の公園を警備していた。

ベンチの下に不審なリュックを発見し、適切な対応をし人々を避難させている最中に爆発が起こり、2人が死亡、100人以上がケガをした。

不審物第一発見者としてマスコミやメディアの有名人となったリチャード・ジュエル。母親は息子を「誇りに思う」と喜ぶ。

ところが地元新聞社の女性記者が大スクープをとりたいがためにFBIに近づいて「リチャード・ジュエルを第一容疑者と考えている」という情報を入手し、すっぱ抜く。

過去にも第一発見者が容疑者だった事件はいくつかあり、その容疑者のタイプと似ているというのが理由だった。

すると世の中は一変。

ヒーローとして祭り上げられていたリチャード・ジュエルは容疑者として報道されるようになる。

家の前はマスメディアの取材陣が取り囲み、連日報道。

家宅捜索も入り、すっかり犯人扱い。

リチャード・ジュエルは以前の職場で唯一自分をバカにせず対等に接してくれた弁護士・ワトソンに協力してもらい、無実の罪を証明するために立ち上がる。

 

感想

昔のこととはいえ

“過去にも第一発見者が容疑者だった事件はいくつかあり、その容疑者のタイプと似ている”

という理由だけで容疑者に考える

というのはお粗末です。

それを新聞記者が裏もとらずに

「FBIが言っていることだから」

という理由だけで記事にしてしまうのも、あってはならないことです。

スクープをとりたいがための我欲。

女性新聞記者が職場で拍手で迎えられたときの、得意満面な顔。さぞかし満足だったでしょう。

しかしこの記者が最後には気づくのが救いでした。

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リチャード・ジュエルがワトソンから

「余計なことはしゃべるな」

と言われてもしゃべってしまう性格がハラハラしてしまいました。

純粋、正直、わる気はないのでしょうね。

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FBIのやり方も腹が立ちました。

リチャード・ジュエルを犯人に仕立てようと、たくみにおだてたり、嘘をついて証拠取りをする。

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母親が無実の罪を訴えようと公衆の面前に出てきてスピーチをした場面は涙でした。

熱演でしたし、発言内容が感動的でした。

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リチャード・ジュエルがスーツを着て取り調べに向い、FBIの前で語り出したときも、余計なことは言わないで~とハラハラしましたが、その場面はクライマックスでした。

「あの丸いマーク(FBI)を見てあこがれていた。

ここの任務につくことこそ最高のことだと。

しかしその気持ちは今はない。

自分は、仕事をしただけ。

それで多くの人を守った。

また自分と同じような警備の職についた人が、不審物を発見したときに通報するだろうか。

リチャードと同じ目に遭うのはごめんだと逃げるかもしれない。

そうすると警備の仕事はまっとうできない。

自分を犯人だとする証拠はなんですか?

なぜ自分は犯人なのですか?

自分を犯人として時間をかけている間に本当の犯人がまた同じような事件を起こすかもしれない。・・・」

というようなことを言う。

FBIは返す言葉がなかった。

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権力が間違った権威を持つと本当に恐ろしい。

なんの根拠もなく

権力を持つ人が言っていることだからとか
大勢の人が言っていることだから

と右にならえと同じ発言をする。

もしそれが間違っていたならば
相手を傷つけることだったならば

を今一度考えさせられる映画でした。

また毅然と正義を貫いたリチャード・ジュエルやワトソン、息子を信じる母親の心に感動しました。

多くの人に観てほしい。

素晴らしかったです。

 

映画

『リチャード・ジュエル』

2020年1月17日公開

監督
クリント・イーストウッド

※事実に基づく映画

 

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