NHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』晩年のキャスティングが大成功?!

久々に毎日楽しみにして見た朝ドラでした。

視聴者の評判も上々だったようですね。

やはり何よりストーリーが面白かったですね。そしてキャスティングが素晴らしかったです!

毎回懸念していた主役級の老後メイクのトンチンカンなことが起きなかったことに拍手をおくりたいです。

なにしろその年齢にふさわしい人たちがキャスティングされたのですから、説得力が違います。

今までのやり方でしたら、もう一度上白石萌音さんが老けメイクをして出てくるんじゃないかって頭をかすりましたからね。

だから森山良子さんが登場したときも「いったい誰なんだ」となったわけです。

もちろん上白石萌音さんとは似ても似つかないです。でも話の流れからいうと、安子の老後の姿だったとしてもおかしくない。

作り手もそれを狙ってかいなか、すぐに正体を明かそうとせず、伸ばしに伸ばした感があります。

わかったときには「やはり、そうだったかー」という納得感と「いやー、思い切ったなー」とあっぱれの思いがしましたね。

雉真勇役が、村上虹郎さんから目黒祐樹さんへ
雉真雪衣役が、岡田結実さんから多岐川裕美さんに
変わったときは、正体をすぐに明かしました。

全然似ていませが、「なるほどな」と思ったものです。若い役者さんが中途半端な老けメイクをして出るよりよっぽどましです。

それに歳を重ねて別人のようになる人はいくらでもいますからね。

深津絵里さんが20代役を演じたことに違和感があったのはいなめません。寛大な気持ちで受け入れた朝ドラファンも多かったと思います。

作り手も苦渋の決断だったのではないでしょうか。そこまでしても最後の森山良子さんのサプライズ登場のほうが大事だと考えたのでしょう。

結果、大成功だったと思います!

深津絵里さんも批判を覚悟の上、役を引き受けてくれたのでしょう。そこには回りのかたの説得やフォローもあったのではないかと推測します。

これからも一代記は、歳相応の役者さんに出演してほしいですね。

特に晩年の深くにじみ出る人間性、貫禄など、若手俳優が中途半端な老けメイクをして演じても説得力が及ばないからです。

 

連続テレビ小説 | NHKドラマ

『カムカムエヴリバディ』

2021年11月1日- 2022年4月8日