齋藤孝著『難しい本をどう読むか』わかりやすくまとめられていて参考になる!

『難しい本をどう読むか』という興味深いタイトルに惹かれ読んでみました。

“難しい本攻略本”として、大胆な主張を“言いたい放題”に述べているところがおもしろく、納得いく部分もありました。

 

難しい本を読むメリット

難しい本にチャレンジしたいと考える人は、知的向上心にあふれ、充実した人生を送る可能性を持っていると断言できる。

やさしい文章だけに触れ続けていくと、使わないと筋肉が衰えていくように、脳も退化してしまうのではないか。

難しい本を読むと、脳が鍛えられる。知的優越感を味わえる。世の中を睥睨するような、高みに登ったときの気分の良さが得られる。

自分に誇りが持てるし、自己肯定感も高まる。

と断言するあたりが齋藤先生らしいですね。

また

難しい本にチャレンジするには勇気が必要!

とのことで

人生を豊かにする上で最も大事なのは「勇気」です。難しさに立ち向かう勇気があると、新しい気づきを得て、喜びとすることができる。

と勇気を持ってチャレンジしてほしいと強力にお薦めしています。

「勇気」なのかなぁ~。私は「興味」かなと思っています。興味がわけば読んでみたくなります。

 

難しい本は2タイプ

一つは意味のある難しさであり、もう一つは意味の無い難しさである。

意味のある難しさを持った本が読みにくいには、一つに自分の読解力や知識が不十分であるため。

意味の無い難しさは、ただ難しいことが目的であるかのような文章の難しさ。

 

当たり前と言えば当たり前ですが、改めて指摘されると納得しますね。

 

 

病気

本書の中で最もウケたのが

無意味に難しい本の著者は、たいてい病気にかかっています。どんな病気かというと、難しく書かないとバカにされると思っている病、あるいは難しく書くことで自分の力を誇示したがる病。

という箇所です。

 

 

海外の本が難しくなってしまう理由

一つは、原著を生み出した国や言語の特徴によるもの。そしてもう一つは、オリジナルな発見を披露しているから。

 

納得です。

 

 

学生には

先生の受け持ちの大学に入ったばかりの新入生には、「方法序説」「ツァラトゥストラ」「罪と罰」を読んでもらい、気に入った箇所を6つ選んで引用し、自分のエピソードを絡めてA41枚のレポートまとめてもらう

そうです。大変ですね~。

 

難しい本を読む7つの方法

・解説書に頼る
・時代背景・著者の動機を理解する
・著者の「好き・嫌い」に注目する
・肝になる部分だけしっかり読み解く
・キーワードを攻略する
・3色ボールペンを使いながら読む
・著者の主張に耳を傾ける

齋藤先生の色ボールペン使いに関しては、私はいまだに賛成できないです。ガンガン本に線を引く人を否定はしませんが。

本書の「難しい本を読む(実践編)」でとりあげている数々の本は、哲学書を主にあげています。

 

『葉隠』

私が「読んでみたい」と思った引用文献は江戸時代の武士・山本常朝が書いたという『葉隠』です。

娘が駆け落ちしたことで、父と兄と使用人まで切腹したという武士道は、どんなことが書いてあるのか読んでみたいと思いました。

調べてみましたら『葉隠』は関連本も含めると数多く出版されている本でした。

齋藤先生著作の「図解 葉隠」や、三島由紀夫著「葉隠入門」、「葉隠 マンガで読破」や「マンガ日本の古典」などもありました。

 

読みにくい本

哲学書でなくても、難しい本というか、読みにくい本もあります。

特に訳本は読みにくいな~と感じます。

村上春樹さんのような文章のウマい人の訳本は別ですが、読みにくいと感じるのは私の読解力がまだまだなんだなーとずっと思っています。いつか読みにくいと感じなくなる日がくるのでしょうかね。

本書を応用すればいいだけの話かもしれませんが「読みにくい本をどう読むか」「読解力を高める方法」という本も出してほしいと思いました。

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