映画『マレフィセント&2』あらすじ☆感想☆見どころ
映画タイトルの「マレフィセント」とは、1959年のディズニーアニメ映画『眠れる森の美女』に登場する魔女の名前です。
映画「眠れる森の美女」あらすじ
そのストーリーは
ヨーロッパのある国に待望の王女が生まれ3人の妖精から贈り物を与えられることになりました。
最初の妖精は美しさを与え、次の妖精は歌の才能を与えました。
すると招待されなかった魔女・マレフィセントが現われ、呼ばれなかった腹いせに「王女が15歳になると、紡ぎ車の針が指に刺さって死ぬ」という呪いをかけて立ち去ります。
その後3人目の妖精は「死ぬのではなく長い眠りにつく」という魔法をかけたのでした。
国王は国中の糸車を壊して焼き払いました。
王女=オーロラは3人の妖精とともに森の奥にひっそりと暮らしていました。
成長したオーロラは森でフィリップ王子に出会い、お互い恋に落ちます。
ところがマレフィセントの呪いにより、オーロラは眠りに落ちてしまいます。
3人の妖精は城の人々にも魔法をかけて眠りにつかせました。
フィリップはオーロラへ会いに向かいますが、マレフィセントが拉致して地下牢に閉じ込めてしまいます。
そして城を茨で取り囲んだり自らもドラゴンの姿になって妨害したりしますが、3人の妖精の活躍によりフィリップは無事抜けだしオーロラにキスをし魔法が解け二人は幸せに暮らしました。
といった内容です。
これはディスニー脚色の内容です。
民話
『眠れる森の美女』はヨーロッパの古い民話ですので、『ペロー童話集』や『グリム童話集』にも取り上げられています。
『茨姫』ともいいます。
多少の違いがあります。
例えば王女が生まれた祝宴に招かれた魔法使いが12人だったり7人だったり。
ディズニーが3人にしたのは、12人や7人は多すぎるので、多すぎず少なすぎず3人というのが妥当な数字だったからかと思います。
呪いが解けるのが100年の眠りのあと、茨が勝手に道を作って、通りかかった王子が導かれるように城の中に入るといった点も違います。
民話というものは、ストーリーが細かいところで違うパターンがいくつも存在して、正解がないものです。
その分脚色しやすく、面白い発想ができるのならば、変えてしまってもなんの問題もありません。
映画『マレフィセント』
映画タイトルが『マレフィセント』ですから、『マレフィセント』が主役のストーリーです。
民話『眠れる森の美女』はオーロラ姫が主人公ですから、どういうストーリーになのか?と興味がわきます。
この映画のマレフィセントは翼を持ち、空を飛べる妖精で、妖精の国に住んでいます。隣国には人間が住んでいます。
映画『マレフィセント』あらすじ
妖精マレフィセントは人間のステファンに出会い、二人は恋に落ちます。
ところがステファンが心変わりをして裏切ります。
悲嘆に暮れたマレフィセントはステファンの娘が生まれたとき「16歳の誕生日の日没までに糸車に指を刺されて死の眠りにつく」と呪いをかけます。
ステファンは国中の糸車を集めて燃やします。
娘=オーロラは3人の妖精に養育を任せますが、うまく育てられません。
それに気づいたマレフィセントはオーロラが心配になり自らも養育にかかわるようになります。
やがてふたりの間には愛情が生まれます。
マレフィセントはオーロラに呪いをかけてしまったことを後悔しますが、あとの祭りです。
成長したオーロラはフィリップという青年と出会います。
フィリップの愛のキスが呪いを解いてくれると期待しますが、彼のキスで呪いは解けませんでした。
マレフィセントは絶望します。
しかしマレフィセントのキスで呪いは解けるのです。
マレフィセントのオーロラへの愛が誰よりも強く勝っていたのでした。
目覚めたオーロラは妖精の国と人間の国の女王となって2つの国は統一され幸せに暮らします。
映画『マレフィセント2』
個人的には『マレフィセント』のガッカリ感がいなめませんでした。
しかし『マレフィセント2』が製作されたということは、前作が大ヒットして多くの人の支持があったということです。
それに前作でストーリーは完結したはずなのに「2」ということは、どういった新しいストーリーを考え出したのだろう?と多少興味がわきました。
『マレフィセント2』見どころ
妖精たち
よくよく観るとすごく凝っています。
たんぽぽの綿毛の妖精や、キノコの妖精、ハリネズミのような妖精など多くのアイデアを出して実写に登場させているのはさすがディズニーです。
マレフィセントたちの翼は製作するのも、撮影も大変だったと思います。
大勢の翼を持つ妖精と人間の戦いの場面は、撮影の裏側を想像すると画面のすごさが増します。
光る「精霊の花」もおもしろい発想です。
ストーリー
フィリップの母親が悪者だったという設定です。
善悪がハッキリしているストーリーはディズニーらしいです。
そして最後は悪者がバツを受けるという点も子どももわかりやすい展開で良いですね。
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