映画『ジョーカー』圧倒的演技!劇伴も印象的♪
バットマンを知らずに観ました。今後機会があればバットマンも観てみたいと思っていますが。
主役・ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスの圧倒される演技、存在感。
脚本、劇伴音楽の見事さ。
が、ずば抜けて印象に残りました。
残酷な展開も「ありなんだろな」と思わざるを得ない。一瞬にして絶命してしまう銃社会の怖さ。日本で良かったなとも思ってしまう。
物語の作り、流れがよく出来ていたと思います。心優しい息子が豹変して親に手をかけてしまうのも、病気のなせることなのか。普通では考えられない悪への転じぶりは“病気だったから”が落としどころなのか。
好意を寄せていた女性が寄り添ってくれていたのは、妄想だったということを本人は悟ったのか、それとも映画を観ている人に見せてくれたことだったのか。どうなんでしょう。
劇伴音楽に関しては、出来上がった曲を場面、場面に流すというよりも、画面の登場人物の動きに合わせて音や曲をつけているような印象でした。だからイチイチ動きに合っている音だし、臨場感が増します。なので、“素敵な曲だったな”というより、“場面に音楽がついていた”という感じ。いい例が他に浮かびませんが、アニメ『トムとジェリー』のような。『トムとジェリー』は映像を見ながら音楽をあてて作っていったそうです。
映画を見終った後味が決して良いとはいえないけれど、“どえらいものを観た”感は強く残りました。
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