映画『一度死んでみた』ネタバレあらすじ♪想像以上におもしろかった!
『一度死んでみた』なんてどういうこと?!
とタイトルからしておもしろそう♪
映画『海街diary』での繊細なイメージとは真逆のデスメタルバンドのボーカル役で声を張り上げるギャップが見どころの広瀬すずさん。
『海街diary』でも多くの賞を受賞しましたが、『一度死んでみた』でも日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しました。
なんといっても脚本が秀逸!うまく出来ているなーと思いました。
なにか原作があるわけでなく、映画のために作られたお話のようで、だからこそ無駄なく無理なく約1時間半にまとまっていました。
よく出来たストーリーを生かすも殺すも演出にかかっているかと思うのですが、これもすばらしく効果的な演出でした。
なので一番の感想が「想像以上におもしろかった!」でした。
特に秘薬本のパスワードを探す場面はおもしろかったですね~。
また狭いロッカーへ隠れ、その中でいつの間にか着替えをしてしまう社長(演・堤真一)の特技。これがラストの大一番で発揮します!
「人が出来ないことができるのは特技」
というのは、納得ですね。
松田翔太さんが、最後に大ボケかますところが、驚きとともにピッタリの配役でした。
有名俳優がちょい役でいろんなところに出演しているのも、おもしろいですね。
キャスト
[主役]
野畑七瀬:
女子大生
(広瀬すず)
野畑計:
野畑製薬の社長
七瀬の父親
( 堤真一)
野畑百合子:
七瀬の母
5年前に亡くなっている。
(木村多江)
松岡卓:
野畑計〈社長〉の秘書
(吉沢亮)
渡部:
「経営再建のプロ」
野畑製薬に中途で入社
(小澤征悦)
田辺:
ワトスン製薬社長
野畑製薬のライバル会社
(嶋田久作)
藤井:
「ジュリエット」を発明した野畑製薬の研究員。”じいさん”と呼ばれている。
(松田翔太)
火野:
あの世へ行く三途の川の案内人
(リリー・フランキー)
オタク:
(加藤諒)
ラーメン店の店主:
(でんでん)
野畑製薬の役員:
(眞鍋かをり)
野畑製薬の社員:
(柄本時生)
(前野朋哉)
(志尊淳)
警備員:
(城田優)
掃除のおばさん:
(原日出子)
ワトスン製薬の手先:
(真壁刀義)
(本間朋晃)
宇宙飛行士:
(野口聡一)
ボーイ:
(佐藤健)
キャバクラ嬢:
(池田エライザ)
計の元同僚:
(古田新太)
音楽ディレクター:
(大友康平)
坊主:
(竹中直人)
ホテルの支配人:
(妻夫木聡)
あらすじ
ネタバレ注意
野畑七瀬(演・広瀬すず)は父・野畑計(演・堤真一)と二人暮らし。母(演・木村多江)は病気のため5年前に亡くなっていた。
妻の危篤の知らせを聞いた野畑は研究をやめようとせず、死に目に会えなかった。このことも七瀬は許せなかった。
野畑は研究者でもあり野畑製薬の社長でもあった。
野畑製薬は若返りの薬“ロミオ”の開発に成功した。
ライバル会社ワトスン製薬の田辺社長は若返りの薬“ロミオ”で大儲けをしたいと切望していた。
そこで野畑製薬にスパイを送り込むことにした。
渡部(演・小澤征悦)は経営再建のプロとして野畑製薬に中途入社したワトスン製薬のスパイだった。
そんな渡部の裏の顔を知らない野畑はすっかり信用して重要なポストにつかせた。
野畑にはもともと松岡(演・吉沢亮)という社長秘書がいた。
松岡はもともと影が薄くそこにいてもいないと思われてしまうほどの存在感のない若手社員だった。しかし真面目な松岡は野畑から信頼されていたため 一人娘の見張りを命じられる。
野畑の一人娘・七瀬は小さい頃は父親と仲が良かったが母を亡くしたあたりから父を毛嫌いするようになった。会えば「くさい」「くさい」を連発し、会社を継いでほしい野畑に逆らってデスメタルバンドのボーカルとして活動していた。
野畑は情報が社外に漏れていると疑い始めた。
すると渡部がある提案をした。
それは“ロミオ”開発途中に偶然できたという二日間だけ仮死状態になる薬“ジュリエット”を飲んで敵の動きを探るというもの。
社長が死んだとなれば敵の動きが何かあるだろうというのだ。
野畑は言われるまま“ジュリエット”を半ば強制的に二粒飲んだ。
意識が朦朧としてきた野畑に渡部はすかさず何かの書類を差し出しサインさせた。サイン直後に野畑は意識を失い亡くなった。
すると火野(演・リリー・フランキー)がやってきて三途の川を渡る船が今ならすいているから行こうという。野畑は嫌がったがいつの間にか船に乗って川を渡っていた。
向こう岸に亡くなった妻の姿が見えた。言葉を交わすが、やっぱり戻ると言い張り強行的に川から戻ることができた。
父が亡くなった事に大泣きする七瀬。
しかし松岡の態度が変だ。
脅して追求すると2日だけ死んでいると言う。
「なんだそれは?!」
と逆に怒る七瀬。
ワトスン製薬のスパイ・渡部は“ロミオ”の設計書を社長室で探しまくるが見つからない。
ならば野畑製薬とワトスン製薬を合併してしまえばいい!
と考えたワトスン製薬側は野畑が生き返る前に遺体を焼いてしまおうと考える。
重要なポストにいた渡部は勝手にスケジュールを組み、告別式を中止し、火葬の日時を早めてしまった。
火葬される前に父親を生き返らせなければならない。
どうしたら間に合うのか?!
とドタバタ劇が始まります。
映画
『一度死んでみた』
2020年3月20日公開
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