映画『ヒットマン エージェント:ジュン』韓国アクションコメディ

孤児となった主人公ジュンは韓国・国家情報院の暗殺要員として育てられ活躍するも、自由に生きたくて任務をわざと失敗し殉死したと見せかけ、名前を変えて夢だった漫画家として暮らします。

けれども一向に売れず、編集長にも見放される始末。そこで試しに暗殺要員の頃のストーリーをマンガとして描いたところ大ヒット。

すると国家情報院では「誰が描いたんだ。こんなに詳しいのはスパイに違いない」と捜索を始め、またかつてジュンに懲らしめられた悪党は仕返ししようと動き出します。

 

 

この抜群におもしろい筋立てのストーリー設定に、スピード感あふれるアクションの連続、アニメーション、コメディや韓国ドラマお決まりのラブシーンも(無理やり?!)挟み込むなど、いっぱい詰めこまれた映画で最初から最後まで目が離せません!

あきることなく一気に最後まで観ることができました!

あらすじ

ネタバレ注意

ジュン(クォン・サンウ)は幼い頃、両親と車に乗っていたところ、対向車のトラックが居眠り運転をしていたことで衝突し、ジュンだけが助かった。

孤児となったジュンのもとへ国家情報院の幹部がやってきて「将来の夢は?」と聞く。するとジュンは「漫画家」と答える。

幹部は「甘ったるいこと言ってんじゃねぇ!男ならば大きな夢を持て」と喝を入れジュンは国家情報院の暗殺要員となり訓練を受け成長する。

 

 

様々な任務をこなしていったジュン。あるとき、嵐で荒れ狂う海の上からダイブしたところ、失敗し波にのまれ姿を消してしまった。

組織の連中はジュンが殉死したものと判断し葬る。

 

 

ところがジュンは死んでいなかった。

もう一度人生をやり直すため、名前を変え、やりたかった漫画家をめざし15年がたった。

 

 

ジュンは結婚し娘もいた。ところが漫画家の仕事の方はいっこうに振るわない。妻の収入でなんとか生計を立てていたため、妻には頭があがらない毎日を送っていた。

お情けで続けさせてもらっていた連載もあまりにも評判が悪くとうとう打ち切ると編集長より通告された。そんなとき、娘より「お父さんの本当の姿を描いたらいいじゃない」と言われ、酔っ払っていたこともあり、ジュンがかつて国家情報院の暗殺要員だった頃の話をもとにマンガを掻き上げた。

 

 

目が覚めたジュンは妻が上機嫌で御馳走をそろえているのを目にする。「きょうはお客さんでも来るのか?」と言うと妻は「今度の新作はおもしろいじゃない!売れるわよ」という。

新作を発表した覚えはなかったので妻を問い詰めると、パソコンに原稿があったので、代わりに配信しておいてあげたという。

「発表するつもりはなかったのに」と妻と口論になるが、後の祭り。

編集長に削除してくれるようにお願いするが、「おもしろい作品だから」と応じてくれない。

そのうち、マンガはおもしろいと評判になり、大人も子どもも夢中になるという現象がおき、大人気となる。

 

 

しかしそのマンガはジュンの実話なので、登場人物の名前も実際の名前にしておいたから大変。

こころ当たりのある者がマンガを読み驚き「誰が描いたんだ」と大騒ぎとなる。

まず国家情報院の者が
「なぜこんなに詳しく内情を知っているんだ」
とマンガの作者を捜索し始めた。

またかつてジュンにコテンパンにやっつけられたことがある、悪党も仕返しをしようとジュンを探し始めた。

 

 

両方から追いかけられ、妻と娘も巻き込んで逃げるジュン。

最後は期待通りの結末となります。

映画
『ヒットマン エージェント:ジュン』
2020年9月25日公開