映画『スキャンダル』最後まであきらめない!

日本出身のメイクアップアーティスト=カズ・ヒロ氏がアカデミー賞のメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞したことでも話題です。

日本語題名は「スキャンダル」ですが英語題名は「Bombshell=爆弾」なのですね。

アメリカのテレビ局FOXで実際に起きたセクハラを描いたストーリーです。

舞台がテレビ局ということもあって、冒頭部分は特に画面が目まぐるしく変わり、畳みかけるようなスピード感あるナレーションから始まります。

アメリカのテレビ局事情に詳しくなく、女優さんにも疎い者にとっては、だれがだれで、どうなっているのか最初は把握するのに必死でした。

でもなんとなく把握できるものですね。観ているうちに流れもわかってきました。

テレビ局で良いポジションを得るためには、トップのセクハラも耐えなければまったく道が開けないとなれば相当の屈辱です。

こんな思いをする仕事なら続ける価値なしとか、会社に見切りをつけるということは考えられない状況なのでしょうか。

セクハラさえ我慢すればということでしょうか。

私だったら、そういう仕事はしないし、会社はやめてしまうなーと思いました。

なのですごいパワーだなと感心します。

こういった女性たちが人間の歴史を変えていくんでしょうね~。

昔から男と女はこういう関係でしたからね~。

昔の女性だったら、トップの男性に目をかけてもらうのが誉れであり、生きがいだったところはあるかと思います。

それが良いとは決して思いません。

変えられるのなら変わってほしいのはやまやまです。

字幕なので日本語訳で多少ソフトな表現になっているかと思いますが、セクハラに対する表現がえげつないなーと感じました。国民性の違いを感じました。アメリカではこういう映画がウケるんですね。