木村拓哉・二宮和也/映画『検察側の罪人』熱い演技のぶつかりあい!

原作小説を映画にするには
ほとんど原作を変えずに映画にしてしまうか
原作とは違うエピソードを盛り込んで
違う表現をするか。

マンガ原作の実写版は
少しでも変えてしまうと
原作ファン激怒・クレーム
が多いと聞きます。

では小説の場合は。。。

 

 

原作

2013年
『検察側の罪人』
雫井脩介

この映画の原作は、
話が複雑に絡み合った心理戦で
途中から止まらなくなるほど面白いのですが
なにしろ法曹界の真面目な内容。

 

 

キャスト

最上毅 – 木村拓哉
沖野啓一郎 – 二宮和也
橘沙穂 – 吉高由里子
丹野和樹 – 平岳大
弓岡嗣郎 – 大倉孝二
小田島誠司 – 八嶋智人
千鳥 – 音尾琢真
松倉重生 – 酒向芳
桜子 – キムラ緑子
諏訪部利成 – 松重豊
白川雄馬 – 山崎努

 

 

監督

監督・脚本
原田眞人
1949年静岡県出身

〈代表作〉
1999年
金融腐蝕列島
(主演・役所広司)

2008年
クライマーズ・ハイ映画版
(主演・堤真一)

2015年
駆込み女と駆出し男
(主演・大泉洋)

他、多数。

 

 

ストーリー

本を読んで面白くとも
それをそのまま映像にしても伝わるかどうか
と思われたのでしょうか

原作の大枠だけを残して
いろいろなエピソードを盛り込んで
脚色の強い映画になっています。

話は練って練ってかなり作り込んでいます。

 

 

どちらが主役?

木村拓哉さんと二宮和也さん。
ジャニーズの先輩後輩。

役柄も木村さんが上役にあたります。

どっちが主役か論争まで起きているそうね。

話題性抜群でした。

 

 

見どころ〈二宮さんの演技〉

この映画を観るに当たって
楽しみにしていたのは
二宮和也さんが演じる沖野が
最初に容疑者にされた松倉に対しての
常軌を逸した非情な取り調べ。

ジャニーズの中でも演技派とされ
何度も受賞歴のある二宮和也さんが
どれだけ壊れた演技をするのか。

二宮和也さんの鬼気迫る恫喝。
ファンならば
「こんな二宮くん、見たことない!」
といったところでしょうか。

しかしセリフはちゃんと聞き取れる。
さすがです。

絶品の演技です!

2018年
報知映画賞 助演男優賞
日本アカデミー賞 優秀助演男優賞
を受賞しています。

見どころ〈逮捕劇〉

そして木村拓哉さん演じる最上の逮捕劇。
どんな顔をして逮捕されるのか。

エリート検事が自分の罪をひた隠す苦悩を
見事に演じていました。

 

 

人の声

映画館を出ているとき前方を歩いていた女性3人の感想が聞こえてきました。

「わかんないところ、いっぱいある-」
「あの政治家って出てくる必要ある~?」
「なんで出てきたわけー?」

平岳大さん演じる政治家・丹野の存在は
わかりにくかったです。

しかし丹野が自殺したことが
引き金となって即座に
弓岡を殺そうと決意したことに
するわけですから、
丹野のエピソードは
必要不可欠になっているのですよね~。

原作を読まないで
観たほうが良かったかもとも
思いましたけれど
原作を読んでいなくてわかるかな
と思った部分もありました。

映画を観るに当たっては
細かいことを気にせずに
観ることをおすすめします。

出演されている役者さんたちの演技は
素晴らしいです。

 

 

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