秋吉理香子『絶対正義』キャラが面白い!一気読みのイヤミス

フジテレビ土曜ドラが新しく始まり、とりあえず第1回は観てみようか。面白くなかったら途中でやめようといった軽い気持ちで録画を見始めました。

第1回目は高校時代の話だったので、出演者は若手起用のため、ほぼ知らない人たち。ちらっと見せる大人になってからの映像ではよく知っている女優さんたちが出てきていました。どの子がどの人に成長するのか、合わせながら見ていきます。「途中でやめてもいい」と思っていたのが、最後まで観てしまいました。しかも面白くて録画を消さずにいます。もう一度見ようと思って。

これは、ストーリー自体が面白い!
と思って原作をチェック。原作あり。

本書は書き下ろしの245ページでした。これを連続ドラマにするには、どうやって長尺にするんだろうと思いました。ドラマの第1回目が面白くてもずっと面白いとは限らないのですが、今後の展開が楽しみです。

それにしても、久々におもしろい本でした。

主人公・範子は、日本の法律至上主義者です。日本の法律を犯さないことが「正しいこと」と信じているという、物語ならではの極端なキャラが大変面白い。

たとえば、高校時代の話だと、校則が正義の基準になります。スカートの丈がほんの数センチ校則違反していても範子は見逃しません。

また校内でタバコを吸っていた生徒は停学処分、所属していた部活は大会出場権失効、寛容な対応をした教師は辞職・退職金辞退、校長と教頭も辞職、警官は懲戒免職に範子が追い込みます。

こういういきすぎたところが物語を面白くします。

範子に振り回されてしまう、友人たち(ライターになった和樹、職場結婚したがダメンズで働かない夫に手を焼く由美子、国際結婚して学校を設立した理穂、子役から女優に脱皮したが不倫で悩む麗香)との関係が正義のものさしに裁かれて描かれています。

そして最後に範子の娘も登場しますが、親子の正義の連鎖がまた面白い結びとなっています。

湊かなえさんの作品を初めて読んだときのように「イヤな気分だけど、面白くてやめられない」物語だと思いました。

1点だけいうと、範子自身の心境、生活も友人たちのように具体的に描いてほしかったと思います。あえて描かなかったのかもしれませんが。

 

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